コンフィグレーションガイド Vol.2
- [設定のポイント]
- まず,個別設定するためのシェーパモード情報を作成して,適用するNIF番号を設定することで,シェーパユーザを個別で設定できるようにします。シェーパモード情報として次に示す情報を設定します。
- シェーパモード
- スケジューリング種別
- ユーザ送信キュー数
- 廃棄優先度数
- 階層化シェーパのポート番号
- 次に,設定するシェーパユーザ情報およびポートへ適用するシェーパユーザリストを作成して,使用するインタフェースへ適用することで,シェーパユーザを個別に作成します。
- [コマンドによる設定]
- (config)# shaper mode SHAPER-LLPQ4 llpq4 scheduling pq max-user-queue 8 max-discard-priority 2 threshold2 port 1-12
次のとおり指定して,シェーパモード情報(SHAPER-LLPQ4)を作成します。
- シェーパモード:LLPQ4
- スケジューリング種別:PQ
- ユーザ送信キュー数:8キュー
- 廃棄優先度数:2,廃棄閾値はthreshold2
- 階層化シェーパのポート番号:1〜12
- (config-shp-mode)# nif 1
作成したシェーパモード情報(SHAPER-LLPQ4)をNIF1に適用します。
- (config-shp-mode)# top
(config)# shaper bandwidth-profile USER-PTN1 peak-rate 1G min-rate 100M llpq-peak-rate 50M
グローバルコンフィグレーションモードに戻り,次のとおり指定して,階層化シェーパの帯域制御プロファイル(USER-PTN1)を作成します。
- 最大帯域:1Gbit/s
- 最低帯域:100Mbit/s
- LLPQ最大帯域:50Mbit/s
- キュー長および重み:デフォルト
- (config)# shaper users-list SHP-LIST1
階層化シェーパのシェーパユーザリスト(SHP-LIST1)を作成します。本リストを作成すると,config-shp-usersモードに移行します。
- (config-shp-users)# shaper user 1,100-128 USER-PTN1
階層化シェーパのシェーパユーザ番号と,使用する帯域制御プロファイルを設定します。この場合,通常ユーザ1および100〜128に,帯域制御プロファイル(USER-PTN1)を適用します。
- (config-shp-users)# top
(config)# interface tengigabitethernet 3/1
グローバルコンフィグレーションモードに戻り,イーサネットインタフェース3/1のコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# shaper users-group SHP-LIST1
シェーパユーザリスト(SHP-LIST1)を適用します。
- (config)# end
# reload nif 1
Are you sure you want to restart nif 1? (y/n): y
装置管理者モードに移行して,NIF1を再起動します。再起動が完了すると,適用したシェーパモードおよびシェーパユーザ情報で運用を開始します。
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