show shaper rate【OP-SHPS】
階層化シェーパのシェーパユーザごとの送信スループット情報を表示します。
[入力形式]
show shaper rate <nif no.>/<port no.> {llrlq | default | user <user id>}
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <nif no.>/<port no.>
-
指定したポートの階層化シェーパの送信スループット情報を表示します。指定できる値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- {llrlq | default | user <user id>}
-
- llrlq
-
LLRLQユーザの送信スループット情報を表示します。
- default
-
デフォルトユーザの送信スループット情報を表示します。
- user <user id>
-
指定したユーザIDの送信スループット情報を表示します。指定できるユーザIDの範囲は1〜3056です。
[実行例]
> show shaper rate 1/1 user 1 Date 20XX/01/01 12:00:00 UTC NIF1: active(restart required) User-priority-map Configuration=enable[inner-tag-vlan] Current =disable Shaper-mode Scheduling-mode Max-queue Discard-priority Extend Configuration=LLPQ4 PQ+WFQ 8 2(TH1) disable Current =LLPQ4 PQ+WFQ 8 4 disable Auto LLRLQ(bps) LLPQ(bps) Peak(bps) Min(bps) WFQ-weight Configuration=enable 100M 10M 20M 3M 25/25/25/25 Current =enable 100M 10M 20M 3M 25/25/25/25 Queue-length Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 Q8 Configuration= 4000 4000 4000 4000 4000 4000 4000 4000 Current = 4000 4000 4000 4000 4000 4000 4000 4000 NIF1/Port1 Flow-distribution=random[TAG,IN-TAG,SMAC,DMAC,SIP,DIP,PRT,SPORT,DPORT] Port-rate-limit=10Gbps, Active-rate=10.0Gbps User:ID=1, Bandwidth-profile=SHP-PROF-1 Peak-rate=20Mbps, Min-rate=3Mbps, Rate-weight=1 LLPQ-peak-rate=10Mbps Max-queue=8 LLPQ Send packets Send bytes pps bps 6991451 1789811456 164.0k 335.6M Queue Send packets Send bytes pps bps 1 6533 1672448 1000 2048.0k 2 2873 735488 2000 4096.0k 3 2200134 563234304 15.0k 30.7M 4 4781911 1224169216 3000 6144.0k 5 14890111 3811868416 10.0k 20.4M 6 23091811 5911503616 8000 16.3M 7 27576011 7059458816 90.0k 184.3M 8 37910013 9704963328 56.0k 114.6M Total 110459397 28277605632 185.0k 378.5M > |
[表示説明]
表示項目 |
表示内容 |
表示詳細情報※1 |
---|---|---|
NIF<nif no.> |
NIF番号 |
− |
NIFの動作状態 |
active:運用系として稼働中※2 |
|
NIFの更新状態 |
(restart required):階層化シェーパコンフィグレーション変更のため,NIFの再起動が必要※3 |
|
User-priority-map |
ユーザ優先度マッピング情報※4 |
disable:未指定 enable[<指定VLAN Tag>]:ユーザ優先度マッピング指定 |
Configuration = <configuration> |
コンフィグレーションコマンドでの設定内容 |
− |
Current = <current> |
現在の動作 |
− |
Shaper-mode |
シェーパモード情報※4 |
RGQ:RGQ指定 LLPQ4:LLPQ4指定 LLPQ1:LLPQ1指定 |
Scheduling-mode |
スケジューリングモード情報※4 |
PQ:PQ指定 PQ+WFQ:PQ+WFQ指定 |
Max-queue |
ユーザキュー数情報※4 |
8:8キュー指定 4:4キュー指定 |
Discard-priority |
廃棄優先度数 |
4:廃棄優先度数4 2(TH1):廃棄優先度数2で廃棄閾値1(25%) 2(TH2):廃棄優先度数2で廃棄閾値2(50%) 2(TH3):廃棄優先度数2で廃棄閾値3(75%) |
Extend |
ユーザ数拡張情報※4 |
enable:ユーザ数拡張指定 disable:ユーザ数標準指定 |
Auto |
ワンタッチ設定情報※4 |
enable:ワンタッチ設定 disable:ユーザ手動設定 |
LLRLQ(bps) |
LLRLQ最大帯域値※4※5※6 |
− |
LLPQ(bps) |
LLPQ最大帯域値※4※5※6 |
− |
Peak(bps) |
最大帯域値※4※5※6 |
− |
Min(bps) |
最低帯域値※4※5※6 |
− |
WFQ-weight |
WFQの重み※4 |
− |
Queue-length Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 Q8 |
キュー長情報※4 |
− |
NIF<nif no.>/port<port no.> |
ポート番号 |
<nif no.>:NIF番号 <port no.>:ポート番号 |
Flow-distribution |
コンフィグレーションコマンドで設定したシェーパユーザ振り分け指定 |
disable:未指定 |
random[<キー情報>]:キー情報によるランダム方式
|
||
map[<キー情報>]:キー情報によるVLAN IDマッピング
|
||
Port-rate-limit=<rate> |
対象ポートで動作中の制御の設定値または回線速度 |
回線状態がUP以外,またはオートネゴシエーション未解決(解決中を含む)の場合は"-"を表示します。 |
Active-rate=<rate> |
対象ポートの送信レート※7 |
− |
User:<user> |
シェーパユーザ |
ID=<id>:通常ユーザ default:デフォルトユーザ LLRLQ:LLRLQユーザ |
Bandwidth-profile |
シェーパユーザ帯域制御プロファイル名 |
− |
Peak-rate=<rate> |
ユーザ帯域制御の最大帯域値※6 |
− |
Min-rate=<rate> |
ユーザ帯域制御の最低帯域値※6 |
− |
Rate-weight=<weight> |
ユーザ帯域制御の余剰分配の重み値 |
− |
LLPQ-peak-rate=<rate> |
ユーザ帯域制御のLLPQ最大帯域値※6 |
− |
Max-queue=<number of queue> |
キュー数 |
− |
LLPQ |
ユーザごとのLLPQ送信スループット情報 |
− |
Send packets |
該当キューに積んだパケット数 |
− |
Send bytes |
該当キューに積んだパケットのバイト数※8 |
− |
pps |
該当キューの送信スループット(packet/s)※7※9 |
− |
bps |
該当キューの送信スループット(bit/s)※7※9 |
− |
Queue |
キュー番号 |
− |
Send packets |
該当キューに積んだパケット数 |
− |
Send bytes |
該当キューに積んだパケットのバイト数※8 |
− |
pps |
該当キューの送信スループット(packet/s)※7※9 |
− |
bps |
該当キューの送信スループット(bit/s)※7※9 |
− |
Total |
各項目の合計値 |
− |
注※1 値を取得できない場合,または統計値を取得しない場合は"-"を表示します。
注※2 NIF状態がactive以外の場合は表示しません。
注※3 階層化シェーパのコンフィグレーションを変更したことで,NIFの再起動が必要なときに表示します。
注※4 値をConfigurationとCurrentに表示します。
注※5 Currentには,階層化シェーパが動作する最小番号のポートの情報を表示します。
注※6 該当するポートが一度も運用中になっていない場合,該当ポートの最大回線速度での帯域値を表示します。
注※7 コマンド実行時点の1秒間のスループットを表示します。
注※8 MACヘッダからFCSまでのバイト数を表示します。
- 注※9 表示する値が10000以上の場合,次のように表示する値によって表示単位が変わります。
-
-
表示する値が10000以上の場合,表示単位はk
-
表示する値が10000k以上の場合,表示単位はM
-
表示する値が10000M以上の場合,表示単位はG
この場合,小数点第一位までを表示します。
-
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
The command cannot be executed in the standby system. |
このコマンドは待機系では実行できません。 |
The command cannot be executed. Try again. |
コマンドを実行できません。再実行してください。 |
The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration. |
このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。 |
The specified NIF number is invalid. (NIF number = <nif no.>) |
指定したNIF番号が不正です。指定したパラメータを確認して再実行してください。 <nif no.>:NIF番号 |
The specified port number is invalid. (port number = <port no.>) |
指定したポート番号が不正です。指定したパラメータを確認して再実行してください。 <port no.>:ポート番号 |
The specified user id is invalid. (user id = <user id>) |
指定したユーザIDが不正です。指定したパラメータを確認して再実行してください。 <user id>:ユーザID |
There is no operational user. |
実行できるユーザがありません。指定したユーザが階層化シェーパで動作していることを確認して再実行してください。 |
[注意事項]
-
送信スループット情報はソフトウェア処理で算出しているため,誤差を含みます。そのため,物理帯域を超える値を表示することがあります。正確な値は,テスタなどで確認してください。