MIBレファレンス


3.1.1 axIfStats

インタフェースの拡張統計情報に関するMIBです。

〈この項の構成〉

(1) 識別子

axStats OBJECT IDENTIFIER ::= {axMib 1}
axIfStats OBJECT IDENTIFIER ::= {axStats 4}

(2) 実装仕様

axIfStatsの実装仕様を次の表に示します。

表3‒1 axIfStatsの実装仕様

#

オブジェクト識別子

SYNTAX

アク

セス

実装仕様

実装

有無

1

axIfStatsTable

{axIfStats 1}

SEQUENCE OF AxIfStatsEntry

NA

インタフェースの拡張統計情報テーブル。

Y

2

axIfStatsEntry

{axIfStatsTable 1}

AxIfStatsEntry

NA

インタフェースの拡張統計情報テーブルのエントリ。

INDEX

{ axIfStatsIndex }

Y

3

axIfStatsIndex

{axIfStatsEntry 1}

Integer32

NA

本装置のインタフェースインデックス。

ifIndexと同じ。

Y

4

axIfStatsName

{axIfStatsEntry 2}

DisplayString

R/O

インタフェース名。

ifDescrと同じ。

Y

5

axIfStatsInMegaOctets

{axIfStatsEntry 3}

Counter32

R/O

badパケットを含む,受信した総オクテット数(単位:メガ)。メガ未満は切り捨て。

オクテット数の算出にはMACヘッダのDAフィールドからFCSまでの範囲を使用しています。

Y

6

axIfStatsInUcastMegaPkts

{axIfStatsEntry 4}

Counter32

R/O

badパケットを含まない,受信したユニキャストパケット数(単位:メガ)。メガ未満は切り捨て。

Y

7

axIfStatsInMulticastMegaPkts

{axIfStatsEntry 5}

Counter32

R/O

badパケットを含まない,受信したマルチキャストパケット数(単位:メガ)。メガ未満は切り捨て。※1

Y

8

axIfStatsInBroadcastMegaPkts

{axIfStatsEntry 6}

Counter32

R/O

badパケットを含まない,受信したブロードキャストパケット数(単位:メガ)。メガ未満は切り捨て。

Y

9

axIfStatsOutMegaOctets

{axIfStatsEntry 7}

Counter32

R/O

badパケットを含む,送信した総オクテット数(単位:メガ)。メガ未満は切り捨て。

オクテット数の算出にはMACヘッダのDAフィールドからFCSまでの範囲を使用しています。

Y

10

axIfStatsOutUcastMegaPkts

{axIfStatsEntry 8}

Counter32

R/O

badパケットを含まない,ユニキャスト送信したパケット数。(単位:メガ)。メガ未満は切り捨て。

エラーが原因で送信できなかったパケットを含みます。

Y

11

axIfStatsOutMulticastMegaPkts

{axIfStatsEntry 9}

Counter32

R/O

badパケットを含まない,マルチキャスト送信したパケット数(単位:メガ)。メガ未満は切り捨て。※1

Y

12

axIfStatsOutBroadcastMegaPkts

{axIfStatsEntry 10}

Counter32

R/O

badパケットを含まない,ブロードキャスト送信したパケット数(単位:メガ)。メガ未満は切り捨て。

Y

13

axIfStatsHighSpeed

{axIfStatsEntry 11}

Counter32

R/O

回線速度(単位:Mbit/s)。Mbit/s未満は切り捨て。コンフィグレーションコマンドbandwidthが設定されていない場合は,該当インタフェースの回線速度を表示する※2。設定されている場合は,その設定値を表示する。

Y

注※1 

ポーズパケットについては,「2.3.2 ifTable」の注意事項を参照してください。

注※2 

ポートの状態がactive up以外の場合,複数の速度を持つポートでは,最速値を表示します。ただし,SFP+/SFP共用ポートの場合は,コンフィグレーションコマンドspeedで設定した回線速度を表示します。