MIBレファレンス


2.22.1 snmpFrameworkMIB

SNMPエンジン管理情報のMIB(SNMP FRAMEWORK MIB)です。

〈この項の構成〉

(1) 識別子

snmpV2 MODULE-IDENTITY ::= {internet 6}
snmpModules OBJECT IDENTIFIER ::= {snmpV2 3}
snmpFrameworkMIB MODULE-IDENTITY ::= {snmpModules 10}
snmpFrameworkMIBObjects OBJECT IDENTIFIER ::= {snmpFrameworkMIB 2}
snmpEngine OBJECT IDENTIFIER ::= {snmpFrameworkMIBObjects 1}

(2) 実装仕様

snmpFrameworkMIBの実装仕様を次の表に示します。

表2‒86 snmpFrameworkMIBの実装仕様

#

オブジェクト識別子

アク

セス

実装仕様

実装

有無

1

snmpEngineID

{snmpEngine 1}

R/O

[規格] SNMPエンジン管理のためのID。

ただし,オール0,オール0xff,空(0バイト長)にはならない。

[実装] コンフィグレーションコマンドsnmp-server engineID localで設定,またはエージェントによる自動生成。

  • コンフィグレーションコマンドsnmp-server engineID localで設定した場合

    1〜4オクテット:企業コードと0x80000000とのビットOR。

    5オクテット:4固定。

    6〜32オクテット:コンフィグレーションコマンドで設定した文字列(27文字以内)。

  • エージェントによる自動生成の場合

    1〜4オクテット:企業コードと0x80000000とのビットOR。

    5オクテット:128固定。

    6〜9オクテット:乱数。

    10〜13オクテット:現在時刻。

Y

2

snmpEngineBoots

{snmpEngine 2}

R/O

[規格] snmpEngineIDが最後に設定されてからの(再)初期化回数。

[実装] 規格に同じ。

Y

3

snmpEngineTime

{snmpEngine 3}

R/O

[規格] snmpEngineBootsがインクリメントされてからの経過時間(単位:秒)。

ただし,最大値を超えたら0にリセットされ,snmpEngineBootsがインクリメントされる。

[実装] 規格に同じ。

Y

4

snmpEngineMaxMessageSize

{snmpEngine 4}

R/O

[規格] snmpエンジンが送受信できるメッセージの最大サイズ。

[実装] 2048固定。

Y