MIBレファレンス


2.11.13 ospfTrap

OSPFトラップに関するMIBです。

OSPFドメインを分割しているとき,本MIBはドメイン番号が最小のドメインの情報だけが対象となります。

また,本MIBはグローバルネットワークの情報だけが対象となります。

〈この項の構成〉

(1) 識別子

ospf OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 14}
ospfTrap OBJECT IDENTIFIER ::= {ospf 16}
ospfTrapControl OBJECT IDENTIFIER ::= {ospfTrap 1}

(2) 実装仕様

ospfTrapの実装仕様を次の表に示します。

表2‒44 ospfTrapの実装仕様

#

オブジェクト識別子

アク

セス

実装仕様

実装

有無

1

ospfSetTrap

{ospfTrapControl 1}

R/NW

[規格] SNMP通知が可能なイベントを示すビットマップ。各ビットがospfTrapsのオブジェクトを示す。

21ビット(0x00000002):ospfVirtIfStateChange

〜216ビット(0x00010000):ospfIfStateChange

[実装] 規格に同じ。ただし,0x100fe固定で,Read_Onlyです。

Y

2

ospfConfigErrorType

{ospfTrapControl 2}

R/O

[規格] 最後に発生したSNMP通知のエラーイベント。

  • badVersion(1)

  • areaMismatch(2)

  • unknownNbmaNbr(3)

  • unknownVirtualNbr(4)

  • authTypeMismatch(5)

  • authFailure(6)

  • netMaskMismatch(7)

  • helloIntervalMismatch(8)

  • deadIntervalMismatch(9)

  • optionMismatch(10)

  • mtuMismatch(11)

  • duplicateRouterId(12)

  • noError(13)

[実装] SNMP通知の送信に関係なく最後に発生したエラーイベント。

Y

3

ospfPacketType

{ospfTrapControl 3}

R/O

[規格] 最後のSNMP通知で使用された,エラーパケット種別。

  • hello(1)

  • dbDescript(2)

  • lsReq(3)

  • lsUpdate(4)

  • lsAck(5)

  • nullPacket(6)

[実装] SNMP通知の送信に関係なく最後のエラーパケット種別。

Y

4

ospfPacketSrc

{ospfTrapControl 4}

R/O

[規格] 最後のSNMP通知で使用された,エラーパケットの送信元アドレス。

[実装] SNMP通知の送信に関係なく,最後のエラーパケットの送信元アドレス。ただし,エラーイベントが発生していない場合は0.0.0.0。

Y