MIBレファレンス


2.11.5 ospfAreaRangeTable

OSPFのエリアレンジ情報に関するMIBです。

OSPFドメインを分割しているとき,本MIBはドメイン番号が最小のドメインの情報だけが対象となります。

また,本MIBはグローバルネットワークの情報だけが対象となります。

〈この項の構成〉

(1) 識別子

ospf OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 14}
ospfAreaRangeTable OBJECT IDENTIFIER ::= {ospf 5}

(2) 実装仕様

ospfAreaRangeTableの実装仕様を次の表に示します。

表2‒36 ospfAreaRangeTableの実装仕様

#

オブジェクト識別子

アク

セス

実装仕様

実装

有無

1

ospfAreaRangeTable

{ospf 5}

NA

[規格] ルータが接続するエリア内に存在するアドレスの範囲の情報を格納するテーブル。

[実装] 規格に同じ。

Y

2

ospfAreaRangeEntry

{ospfAreaRangeTable 1}

NA

[規格] ルータが接続するエリア内に存在するアドレスの範囲の情報を格納するリスト。

INDEX

{ ospfAreaRangeAreaId,

ospfAreaRangeNet }

[実装] 規格に同じ。

Y

3

ospfAreaRangeAreaId

{ospfAreaRangeEntry 1}

R/O

[規格] 属するエリアのID。

[実装] 規格に同じ。

Y

4

ospfAreaRangeNet

{ospfAreaRangeEntry 2}

R/O

[規格] この範囲内のネット/サブネットのIPアドレス。

[実装] 規格に同じ。

Y

5

ospfAreaRangeMask

{ospfAreaRangeEntry 3}

R/NC

[規格] ospfAreaRangeNetにかけるサブネットマスク。

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y

6

ospfAreaRangeStatus

{ospfAreaRangeEntry 4}

R/NC

[規格] このエントリのステータスを示します。

[実装] active(1)固定。ただし,Read_Onlyです。

Y

7

ospfAreaRangeEffect

{ospfAreaRangeEntry 5}

R/NC

[規格] 広告するエリアの範囲を示します。

  • エリア外に広告されるサブネット(1)

  • エリア外に広告しないサブネット(2)

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y