MIBレファレンス


2.4 atグループ

IPv4アドレスと物理アドレスのマッピングテーブルに関するMIB(MIB-II)です。

本MIBはグローバルネットワークの情報だけが対象となります。

〈この節の構成〉

(1) 識別子

at OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 3}

(2) 実装仕様

atグループの実装仕様を次の表に示します。

表2‒7 atグループの実装仕様

#

オブジェクト識別子

アク

セス

実装仕様

実装

有無

1

atTable

{at 1}

NA

[規格] アドレス変換テーブルは物理アドレス相当値に対するNetworkAddressのテーブル。いくつかのインタフェースはアドレス相当値を決定するために変換テーブルを使用しません。このようなタイプの場合は,アドレス変換テーブルは空であり,エントリの数はゼロとなります。

[実装] 規格に同じ。

Y

2

atEntry

{atTable 1}

NA

[規格] 各エントリは物理アドレス相当値に対する一つのNetworkAddressに関係するリストです。

INDEX

{ atIfIndex,

atNetAddress }

[実装] 規格に同じ。

Y

3

atIfIndex

{atEntry 1}

R/NW

[規格] 対応するインタフェースのifIndexの値。

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y

4

atPhysAddress

{atEntry 2}

R/NW

[規格] 物理アドレス。

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y

5

atNetAddress

{atEntry 3}

R/NW

[規格] 媒体に依存したatPhysAddressに対応するIPアドレス。

[実装] 規格に同じ。ただし,Read_Onlyです。

Y