MIBレファレンス


2.2 systemグループ

装置に関する情報のMIB(MIB-II)です。

〈この節の構成〉

(1) 識別子

system OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 1}

(2) 実装仕様

systemグループの実装仕様を次の表に示します。

表2‒4 systemグループの実装仕様

#

オブジェクト識別子

アク

セス

実装仕様

実装

有無

1

sysDescr

{system 1}

R/O

[規格] ハードウェア,OS,ネットワークOSの名称またはバージョンNo。

[実装] 会社名,製品名,装置型名,装置モデル,ソフトウェア名称,ソフトウェアバージョン,ソフトウェア略称を含む文字列。

(例)AX8600Sの場合

"ALAXALA AX8600S AX-8600-Sxx [AX86xxS] Switching software Ver. 12.4 [OS-xx]"

ALAXALA:会社名

AX8600S:製品名

AX-8600-Sxx:装置型名

AX86xxS:装置モデル

Switching software:ソフトウェア名称

Ver. 12.4:ソフトウェアバージョン

OS-xx:ソフトウェア略称

Y

2

sysObjectID

{system 2}

R/O

[規格] ネットワーク管理サブシステムのベンダーの認証ID。

[実装] 固定値。

AX8600Sの場合:1.3.6.1.4.1.21839.1.2.19

AX8300Sの場合:1.3.6.1.4.1.21839.1.2.22

Y

3

sysUpTime

{system 3}

R/O

[規格] システムが起動してからの累積時間(10ミリ秒カウンタ)。

[実装] 装置起動時からの累積時間。

Y

4

sysContact

{system 4}

R/W

[規格] 管理ノードに関する連絡先。

[実装] ユーザがコンフィグレーションコマンドsnmp-server contactで設定した文字列。デフォルトは長さ0の文字列。

なお,SetRequestオペレーションで変更した値は,snmp-server contactのコンフィグレーションに反映されます。

コミットモードが手動コミットモードの場合,SetRequestオペレーションによる値の変更はできません。

Y

5

sysName

{system 5}

R/W

[規格] 管理ノードの名称,管理ノードのドメイン名。

[実装] ユーザがコンフィグレーションコマンドhostnameで設定した文字列。デフォルトは長さ0の文字列。

なお,SetRequestオペレーションで変更した値は,hostnameのコンフィグレーションに反映されます。

コミットモードが手動コミットモードの場合,SetRequestオペレーションによる値の変更はできません。

Y

6

sysLocation

{system 6}

R/W

[規格] 管理ノードの設置場所。

[実装] ユーザがコンフィグレーションコマンドsnmp-server locationで設定した文字列。デフォルトは長さ0の文字列。

なお,SetRequestオペレーションで変更した値は,snmp-server locationのコンフィグレーションに反映されます。

コミットモードが手動コミットモードの場合,SetRequestオペレーションによる値の変更はできません。

Y

7

sysServices

{system 7}

R/O

[規格] サービスを示す値。

[実装] 78固定。

Y