ipv6 mld static-group
該当するインタフェースに対して静的グループ参加機能を指定します。
静的グループ参加機能とは,MLDv1のグループ参加をコンフィグレーションで静的に設定する機能です。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
 ipv6 mld static-group <access list name> [ignore-dr]
- 情報の削除
 no ipv6 mld static-group <access list name>
[入力モード]
- (config-if)
 - 
                  
イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
 - (config-subif)
 - 
                  
イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
 
[パラメータ]
- <access list name>
 - 
                  
静的グループ参加機能で使用するグループアドレスのアクセスリストを指定します。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
 - 
                        
値の設定範囲
31文字以内のアクセスリスト名を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
 
 - 
                        
 - ignore-dr
 - 
                  
静的グループアドレスで指定した特定のグループに対して,本装置がDRでなくてもマルチキャスト中継をします。
- 
                        
本パラメータ省略時の初期値
本装置がDRでない場合に,静的グループアドレスで指定したグループへのマルチキャスト中継をしません。
 - 
                        
値の設定範囲
なし
 
 - 
                        
 
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
- 
                  
アクセスリストはマスク長128固定です。アクセスリストにはマスク長を127以下で指定しないでください。マスク長を127以下で指定した場合,そのアドレスは無視します。
 - 
                  
<access list name>にはipv6 access-listコマンドで設定したアクセスリストを指定してください。これ以外のコマンドで設定したアクセスリストは指定できません。
 - 
                  
未設定のアクセスリストを指定した場合,本コマンドは無効となります。
 - 
                  
<access list name>に指定するグループアドレスは該当アクセスリストの<destination ipv6>に指定し,<source ipv6>にはanyを指定してください。
 - 
                  
本機能に複数のアクセスリストを設定して,同じグループアドレスが複数のアクセスリストに指定されている場合,該当するアクセスリストにignore-drパラメータを一つでも設定すると,該当するグループアドレスへのignore-drパラメータは有効になります。
 
[関連コマンド]
ipv6 mld router ipv6 access-list