コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


channel-group max-active-port

リンクアグリゲーションの該当チャネルグループ内で実際に使用するポートの最大数を設定します。

[入力形式]

情報の設定
channel-group max-active-port <number> [no-link-down]
情報の変更
channel-group max-active-port <number>
channel-group max-active-port <number> no-link-down
情報の削除
no channel-group max-active-port

[入力モード]

(config-if)

ポートチャネルインタフェース

[パラメータ]

<number>

リンクアグリゲーションのチャネルグループ内で実際に使用するポートの最大数を指定します。チャネルグループ内のポートが本コマンドの指定数を超えている場合,指定数のポートを使用してそのほかのポートにはスタンバイリンク機能を適用します。

no-link-downを指定している場合は,値を変更する際にno-link-downを省略できません。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜16

no-link-down

スタンバイリンクを非リンクダウンで使用する場合,本パラメータを指定します。指定しない場合,スタンバイリンクはリンクダウンします。スタンバイリンクの選択方法は次のとおりです。

  • lacp port-priorityコマンドによる優先度の低いポート

  • 優先度が同じ場合はNIF番号,ポート番号の大きいポート

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    スタンバイリンクはリンクダウンします。

  2. 値の設定範囲

    なし

[コマンド省略時の動作]

最大数は16になります。

[通信への影響]

スタンバイリンク機能で使用ポートが変更され,一時的に通信断となる場合があります。

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドはスタティックなリンクアグリゲーションの場合だけ有効です。

  2. スタンバイリンクモードのリンクダウン/非リンクダウンは変更できません。変更する場合,本パラメータを削除したあとに,再度本パラメータの設定が必要です。非リンクダウンモードでポート数を変更する場合,no-link-downの指定が必要です。

  3. 本コマンドを設定して,リンクダウンしていたポートがスタンバイリンクに選択された場合は,離脱を示すログだけを表示します。該当ポートに対する集約を示すログは表示しません。

[関連コマンド]

channel-group mode
lacp port-priority