コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


channel-group load-balance-group priority

ロードバランスグループごとのフレーム送信先ポートの優先度を設定します。primary,secondaryを指定した状態でprimaryが障害となった場合は,secondaryをフレーム送信先ポートとします。primary,secondaryが障害となった場合は,チャネルグループ内のprimary,secondaryを指定していないポートでVLAN Tagごとに振り分けます。

[入力形式]

情報の設定・変更
channel-group load-balance-group <string> priority {primary | secondary}
情報の削除
no channel-group load-balance-group <string> priority

[入力モード]

(config-if)

イーサネットインタフェース

[パラメータ]

<string>

フレームを送信するロードバランスグループ名称を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <string>には,32文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで指定します。入力できる文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。

{primary | secondary}

フレーム送信先ポートの優先度を,第1優先または第2優先で指定します。

primary

フレーム送信先ポートの第1優先として設定します。

secondary

フレーム送信先ポートの第2優先として設定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    なし

[コマンド省略時の動作]

channel-group load-balanceコマンドでload-balance-groupパラメータを指定して,かつ,サブインタフェースを設定している場合,本コマンド省略時はフレームをVLAN Tagごとに振り分けます。

[通信への影響]

運用中のポートに指定した場合,フレームの振り分け先が変更となることがあります。

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 同一チャネルグループ内に,同一ロードバランスグループのprimaryまたはsecondaryを複数指定できません。

  2. channel-group load-balance-group nameコマンドで指定したロードバランスグループ名称だけを指定できます。

  3. チャネルグループに含まれていないインタフェースでは指定できません。

  4. 本コマンドを実行するためには,channel-group load-balanceコマンドでload-balance-groupパラメータを設定している必要があります。

[関連コマンド]

channel-group load-balance
channel-group load-balance-group name
channel-group load-balance-group