27.1.11 VRFでのIPv6 PIM-SM/PIM-SSM動作インタフェースの設定
- [設定のポイント]
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VRFでPIM-SMを使用する場合,VRFにIPv6マルチキャストルーティング機能を設定して,そのVRFの一つ以上のインタフェースにPIM-SMまたはPIM-SSMを設定します。PIM-SMおよびPIM-SSMはインタフェースコンフィグレーションモードで設定します。
マルチキャストの送信者と受信者が本装置に直接接続するような,隣接ルータが存在しないVRFでも本設定は必要です。
VPN 2にVRF 10を対応させ,VRF 10のインタフェースのIPv6アドレスを2001:db8:10::1/64とした場合のPIM-SMおよびPIM-SSM構成例を次の図に示します。
図27‒2 VRFでのPIM-SM/PIM-SSM構成例
[コマンドによる設定]
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(config)# interface gigabitethernet 1/1
ポート1/1のコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-if)# vrf forwarding 10
ポート1/1にVRF 10を設定します。
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(config-if)# ipv6 address 2001:db8:10::/64
(config-if)# ipv6 enable
ポート1/1にIPv6アドレスを設定します。
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(config-if)# ipv6 pim
(config-if)# exit
ポート1/1にPIM-SMおよびPIM-SSMを設定します。