12.2.10 VRRP動作モードの設定
本装置では複数のVRRPの規格をサポートしているため,既存システムに採用されている規格に合わせて柔軟に導入できます。
コンフィグレーションの設定時は,仮想ルータを構成する装置間で相互運用できるVRRP動作モードにしてください。なお,仮想ルータに設定されたIPバージョンとVRRP動作モードのIPバージョンが異なる場合,設定できません。
- 〈この項の構成〉
(1) RFC3768に従った動作の設定
- [設定のポイント]
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仮想ルータを構成する装置がすべてRFC3768に従って動作するように,コンフィグレーションを設定してください。
[コマンドによる設定]
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(config-if)# vrrp 1 mode rfc3768
IPv4仮想ルータがRFC3768に従った動作になるように設定します。
(2) draft-ietf-vrrp-ipv6-spec-02に従った動作の設定
- [設定のポイント]
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仮想ルータを構成する装置がすべてdraft-ietf-vrrp-ipv6-spec-02に従って動作するように,コンフィグレーションを設定してください。
[コマンドによる設定]
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(config-if)# vrrp 1 mode ietf-ipv6-spec-02
IPv6仮想ルータがdraft-ietf-vrrp-ipv6-spec-02に従った動作になるように設定します。
(3) draft-ietf-vrrp-ipv6-spec-07に従った動作の設定
- [設定のポイント]
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仮想ルータを構成する装置がすべてdraft-ietf-vrrp-ipv6-spec-07に従って動作するように,コンフィグレーションを設定してください。
[コマンドによる設定]
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(config-if)# vrrp 1 mode ietf-ipv6-spec-07
IPv6仮想ルータがdraft-ietf-vrrp-ipv6-spec-07に従った動作になるように設定します。
(4) draft-ietf-vrrp-unified-spec-02に従った動作の設定
- [設定のポイント]
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仮想ルータを構成する装置がすべてdraft-ietf-vrrp-unified-spec-02に従って動作するように,コンフィグレーションを設定してください。
[コマンドによる設定]
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(config-if)# vrrp 1 mode ietf-unified-spec-02
IPv4/IPv6仮想ルータがdraft-ietf-vrrp-unified-spec-02に従った動作になるように設定します。