24.1.3 ポートミラーリング使用時の注意事項
(1) 送信フレームのミラーリングに関する注意事項
モニターポートとミラーポートが異なるFEの場合,モニターポート側のFEでは,ミラーリングできるパケットのミラーリング処理性能が約19Mpacket/sに制限されます。また,モニターポート側のFEで,送信フレームのポリシーベースミラーリングのモニターポートを併用する場合,ポートミラーリングとポリシーベースミラーリングの合計でFEごとに約19Mpackets/sに制限されます。
なお,PSUの種別によって,実装されるFEの数や,FEとNIFのつながりが異なるため,設定する際は注意してください。PSU内のFEとNIFのつながりについては,「20.1.1 概要」を参照してください。
(2) スパニングツリー併用時の注意事項
シングルスパニングツリーまたはマルチプルスパニングツリー併用時,ミラーポートにコンフィグレーションコマンドswitchport modeのaccessパラメータを設定した場合,該当するミラーポートからBPDUを送信します。
(3) IEEE802.3ah OAM併用時の注意事項
IEEE802.3ah OAM有効時,次に示す条件のどちらかを満たすと,ミラーポートからOAMPDUを送信します。
-
ミラーポートにコンフィグレーションコマンドefmoam activeを設定
-
ミラーポートでOAMPDUを受信