23.2 トラッキング連携の解説
トラッキング連携をサポートした制御機能では,一つの制御対象につき通常は一つのトラックを指定して,制御対象の状態がトラック状態と同じになるように制御します。具体的には,トラック状態がUpのときだけ制御対象を使用できるようにして,トラック状態がDownの間は制御対象を使用できないようにします。トラッキング連携を使用することで,トラックで通信できることを確認できた場合だけ動作するように制御できます。
また,一部の制御機能では,トラッキング連携の代替連携をサポートしています。代替連携は,通常のトラッキング連携とは逆に,制御対象の状態をトラック状態と逆になるように制御します。具体的には,トラック状態がUpの間は制御対象を使用できないようにして,トラック状態がDownのときだけ制御対象を使用できるようにします。代替連携を使用して,主な通信経路をトラック対象とし,代替通信方法を制御対象とすることで,主な通信経路で障害を検出した場合に代替通信方法に切り替えられます。