20.2.2 IPインタフェースの設定
- 〈この項の構成〉
(1) イーサネットインタフェースの設定
- [設定のポイント]
-
イーサネットのコンフィグレーションモードで,ポートに設定されているVLANのポート種別を削除します。ポート種別を削除すると,IPインタフェースとして設定できるようになります。そのあと,イーサネットインタフェースにIPアドレスを設定します。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface gigabitethernet 1/10
イーサネットインタフェース1/10のコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-if)# no switchport mode
イーサネットインタフェース1/10に設定されているVLANのポート種別を削除します。
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(config-if)# ip address 192.0.2.1 255.255.255.0
イーサネットインタフェース1/10にIPアドレスを設定します。
(2) イーサネットサブインタフェースの設定
- [設定のポイント]
-
イーサネットのコンフィグレーションモードで,ポートに設定されているVLANのポート種別を削除します。ポート種別を削除すると,IPインタフェースとして設定できるようになります。そのあと,イーサネットサブインタフェースにVLAN TagのVLAN IDとIPアドレスを設定します。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface gigabitethernet 1/10
イーサネットインタフェース1/10のコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-if)# no switchport mode
(config-if)# exit
イーサネットインタフェース1/10に設定されているVLANのポート種別を削除して,グローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
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(config)# interface gigabitethernet 1/10.5
イーサネットサブインタフェース1/10.5のコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-subif)# encapsulation dot1q 100
イーサネットサブインタフェース1/10.5にVLAN TagのVLAN IDとして100を設定します。
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(config-subif)# ip address 192.0.2.1 255.255.255.0
イーサネットサブインタフェース1/10.5にIPアドレスを設定します。
(3) ポートチャネルインタフェースの設定
- [設定のポイント]
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ポートチャネルのコンフィグレーションモードでIPアドレスを設定します。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface port-channel 10
ポートチャネルインタフェース10のコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-if)# ip address 192.0.2.1 255.255.255.0
ポートチャネルインタフェースにIPアドレスを設定します。
(4) ポートチャネルサブインタフェースの設定
- [設定のポイント]
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ポートチャネルサブインタフェースのコンフィグレーションモードでVLAN TagのVLAN IDとIPアドレスを設定します。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface port-channel 10.110
ポートチャネルサブインタフェース10.110のコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-subif)# encapsulation dot1q 100
ポートチャネルサブインタフェース10.110にVLAN TagのVLAN IDとして100を設定します。
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(config-subif)# ip address 192.0.2.1 255.255.255.0
ポートチャネルサブインタフェース10.110にIPアドレスを設定します。
(5) VLANインタフェースの設定
- [設定のポイント]
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VLANインタフェースのコンフィグレーションモードでIPアドレスを設定します。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface vlan 10
VLANインタフェース10のコンフィグレーションモードに移行します。指定したVLAN IDが未設定のVLAN IDの場合,自動でポートVLANを作成してvlanコマンドが設定されます。
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(config-if)# ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
VLAN 10にIPアドレスを設定します。