17.3.1 標準Pythonとの差分および制限
本装置のPythonサポート内容と,標準Pythonとの差分および制限を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) pythonコマンド
本装置の運用コマンドpythonのコマンドラインオプションについて,標準Python 3.2.3との差異を次に示します。
-
-Bオプションは未サポートです。
-
-O(OO)オプションは未サポートです。
-
-uオプションは未サポートです。
-
スクリプトファイルの起動時に適用できるパラメータ数は,最大32です。
-
スクリプトファイルの起動時に適用できる一つのパラメータの文字数は,最大63文字です。
-
指定できる総文字数は,空白文字を含めて最大1000文字です。
-
スクリプトファイルの起動時に適用できるパラメータには,次の表に示す特殊文字を設定できません。
表17‒14 設定できない特殊文字 文字の名称
文字
ダブルクォート
"
シングルクォート
'
セミコロン
;
バックスラッシュ
¥
逆シングルクォート
`
(2) __pycache__制限
本装置では,Pythonからスクリプトをインポートしても,ディレクトリ__pycache__を作成しません。
(3) ポートの使用制限
Pythonを使用して特定のポートをバインドする場合は,IPv4またはIPv6に関係なく,TCP,UDPのどちらもポート番号49155〜49166を使用してください。