13.5.2 オプションライセンスを含むコンフィグレーションの操作
オプションライセンスの設定情報は,装置のコンフィグレーションに保存されます。コンフィグレーションの操作ごとのオプションライセンスの扱いは次のとおりです。
(1) コンフィグレーションのコピー
運用コマンドcopyの実行時,コピー元がコンフィグレーションファイルでコピー先がスタートアップコンフィグレーションの場合,コピー元に設定されているオプションライセンスは無視されて,ランニングコンフィグレーションに設定されているオプションライセンスがスタートアップコンフィグレーションに設定されます。コピー元のコンフィグレーションファイルにオプションライセンスを必要とする機能のコンフィグレーションコマンドが設定されている場合は,コンフィグレーションコマンドlicenseを使用して該当するオプションライセンスをランニングコンフィグレーションに設定してから,copyコマンドを実行してください。
(2) 初期導入時のコンフィグレーションに戻す
運用コマンドerase configurationでは,指定しないかぎりオプションライセンスを削除しません。licenseパラメータを指定すると,オプションライセンスを削除します。
(3) テンプレート
テンプレートには,コンフィグレーションコマンドlicenseを登録できません。
オプションライセンスを必要とする機能のコンフィグレーションコマンドが登録されているテンプレートを反映する場合は,あらかじめ該当するオプションライセンスを設定しておいてください。また,オプションライセンスを必要とする機能のコンフィグレーションコマンドを登録,修正,または削除してテンプレートを編集する場合も,あらかじめ該当するオプションライセンスを設定しておいてください。
(4) マージ
コンフィグレーションコマンドloadの実行時,マージ元のコンフィグレーションファイルに設定されているオプションライセンスは無視されます。マージ元のコンフィグレーションファイルにオプションライセンスを必要とする機能のコンフィグレーションコマンドが設定されている場合は,コンフィグレーションコマンドlicenseを使用して該当するオプションライセンスをランニングコンフィグレーションに設定してから,loadコマンドを実行してください。