13.1.3 更新・反映の契機
ソフトウェアは,次に示す二つの契機でアップデートします。
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運用コマンドupdate softwareの実行時
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ボードの起動時
アップデートの契機によって,ソフトウェアの更新および反映のタイミングが異なります。ここでは,各アップデート契機での更新および反映のタイミングについて説明します。
なお,運用コマンドshow versionを使用して動作中のバージョンとインストール済みのバージョンを比較すると,ソフトウェアの更新および反映状態を確認できます。
- 〈この項の構成〉
(1) 運用コマンドupdate softwareの実行時
- BCU一重化構成の場合
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BCUのソフトウェアを更新したあと,装置を自動で再起動して新しいソフトウェアを反映します。同時に,各ボードで新しいソフトウェアを更新および反映します。なお,update softwareコマンド実行時に自動で再起動させないことも指定できます。
- BCU二重化構成の場合
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BCUのソフトウェアを更新したあと,BCUを自動で再起動して新しいソフトウェアを反映します。なお,update softwareコマンド実行時に自動で再起動させないことも指定できます。
運用系BCUを対象とした場合,SFU,PSU,およびNIFのソフトウェアも更新します。更新したソフトウェアを反映するには,運用コマンドreloadで各ボードを再起動してください。
ソフトウェアの反映契機については,「13.2 ソフトウェアアップデートのオペレーション」を参照のこと。
(2) ボードの起動時
各ボードの起動を契機としたSFU,PSU,またはNIFのアップデートでは,自動でソフトウェアを更新および反映します。そのため,起動したボードは運用系BCUと同じバージョンのソフトウェアで動作します。