コンフィグレーションガイド Vol.1


12.4.8 PE-NIFの設定

PE-NIFとは,NIFにプログラマブルエンジン(PE)を搭載することで,機能を柔軟に追加できるようにしたものです。

PE-NIFに追加できる機能は,PE-NIFに割り当てるサービスタイプによって決まります。本装置でサポートしているサービスタイプと,サービスタイプごとに使用できるPE-NIFの機能を次の表に示します。

表12‒35 サービスタイプごとに使用できるPE-NIFの機能

サービスタイプ

PE-NIFの機能

generic

階層化シェーパ

PE-NIFにどのサービスタイプを割り当てるかは,PEサービスと呼ばれる識別子で管理します。PEサービスの内容を変更することで,追加した機能を柔軟に,装置内のPE-NIFで提供できるようになります。

[設定のポイント]

PE-NIFを使用する場合,ほかのNIFと同様にコンフィグレーションを設定しなくてもactive状態にできますが,PE-NIFのコンフィグレーションを設定してからactive状態にすることを推奨します。なお,動作中のPE-NIFに適用しているコンフィグレーションを削除した場合,PE-NIFがinactive状態になります。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# system nif 1 board-type pe-nif

    グローバルコンフィグレーションモードで,PE-NIFを搭載するNIF番号を設定します。

  2. (config)# pe-service 1 pe-1

    PEサービスを管理するためのPEサービスIDとPEサービス名を指定して,PEサービスを設定します。コマンドを実行すると,PEサービスのコンフィグレーションモードに移行します。

  3. (config-pe-service)# nif 1

    PEサービスを適用するPE-NIFを搭載するNIF番号を設定します。

  4. (config-pe-service)# service-type generic

    サービスタイプにgenericを設定します。