12.4.7 NIF交換時のコンフィグレーション
ポートのコンフィグレーションが存在しない場合,NIFを取り付けると,そのNIFに対応するポートのコンフィグレーションが自動で生成されます。しかし,ポートのコンフィグレーションが存在する場合,異なるイーサネット種別(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T,1000BASE-X,10GBASE-R,40GBASE-R,100GBASE-R)を収容するNIFへ交換すると,交換後のNIFに対応するポートのコンフィグレーションが自動で生成されません。その結果,コンフィグレーションと搭載しているNIFのイーサネット種別が不一致になるため,該当のポートはリンクアップしません。
交換後のNIFに対応するポートのコンフィグレーションが自動で生成されないときは,交換前のポートのコンフィグレーションを削除してください。交換前のコンフィグレーションを削除したポートは,交換後のNIFに対応するコンフィグレーションが自動で生成されます。
NIF交換時のポートのコンフィグレーションの自動生成と削除例を次に示します。この例では,NIFをNLXG-6RSからNL1G-12Tに交換します。
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NIF(NLXG-6RS)を取り外します。
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コンフィグレーションを確認します。
(config)# show interface tengigabitethernet 1/1 ! interface tengigabitethernet 1/2 ! interface tengigabitethernet 1/3 ! interface tengigabitethernet 1/4 ! interface tengigabitethernet 1/5 ! interface tengigabitethernet 1/6 !
NIFを取り外しても,対応するポートのコンフィグレーションは削除されません。
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NIF(NL1G-12T)を取り付けます。
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コンフィグレーションを確認します。
(config)# show interface tengigabitethernet 1/1 ! : : ! interface tengigabitethernet 1/6 ! interface gigabitethernet 1/7 ! interface gigabitethernet 1/8 ! interface gigabitethernet 1/9 ! interface gigabitethernet 1/10 ! interface gigabitethernet 1/11 ! interface gigabitethernet 1/12 !
ポート1/1〜1/6は交換前の10ギガビットイーサネットインタフェースのコンフィグレーションが存在するため,交換後のNIFに対応するコンフィグレーションが自動で生成されません。
ポート1/7〜1/12は,交換後のNIFに対応するギガビットイーサネットインタフェースのコンフィグレーションが自動で生成されます。
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ポート1/1のコンフィグレーションを削除します。
(config)# no interface tengigabitethernet 1/1
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コンフィグレーションを確認します。
(config)# show interface gigabitethernet 1/1 ! interface tengigabitethernet 1/2 ! : : ! interface tengigabitethernet 1/6 ! interface gigabitethernet 1/7 ! : :
ポート1/1は交換前のコンフィグレーションを削除したため,交換後のNIFに対応するコンフィグレーションが自動で生成されます。