コンフィグレーションガイド Vol.1


8.1.4 ログインユーザのパスワードの設定および変更

コンフィグレーションコマンドusernameを使用して,ログインユーザのパスワードを設定および変更してください。パスワードの設定例を次の図に示します。

図8‒4 ユーザnewuserのパスワード設定および変更(パスワードを入力)
(config)# username newuser password input
New password:********                                    <-1
Retype new password:********                             <-2
(config)#
  1. パスワードを入力します(実際には入力文字は表示されません)。

  2. 確認のため,再度パスワードを入力します(実際には入力文字は表示されません)。

入力したパスワードは,自動的にハッシュ化されてコンフィグレーションに設定されます。パスワードを入力しないで[Enter]キーを押した場合は,パスワードなしのログインユーザになります。

パスワードの設定および変更時に,運用コマンドmake hidden-passwordで作成したハッシュ化パスワードを指定することもできます。ハッシュ化パスワードを指定したパスワードの設定例を次の図に示します。

図8‒5 ユーザnewstaffのパスワード設定および変更(ハッシュ化パスワードを指定)
> make hidden-password                                                      <-1
Input password:********                                                     <-2
Retype password:********                                                    <-3
 
A password was created. Set it in the configuration.
"$6$pRo7aJE ... 3ewCiDAwB1"                                                 <-4
> enable
# configure
(config)# username newstaff password hidden "$6$pRo7aJE ... 3ewCiDAwB1"     <-5
(config)#
  1. 運用コマンドmake hidden-passwordを実行します。

  2. パスワードを入力します(実際には入力文字は表示されません)。

  3. 確認のため,再度パスワードを入力します(実際には入力文字は表示されません)。

  4. ハッシュ化パスワード文字列が作成されます。

  5. make hidden-passwordコマンドで作成したハッシュ化パスワード文字列を指定します。

hidden以降に""を指定した場合は,パスワードなしのログインユーザになります。