MIBレファレンス

2.20.7　ospfv3VirtIfTable

接続する仮想リンクのOSPFv3インタフェース情報に関するMIBです。

OSPFv3ドメインを分割しているとき，本MIBはドメイン番号が最小のドメインの情報だけが対象となります。

また，本MIBはグローバルネットワークの情報だけが対象となります。

＜この項の構成＞

(1)　識別子

(2)　実装仕様

(1)　識別子

 
ospfv3MIB OBJECT IDENTIFIER ::= {mib-2 191}
ospfv3Objects OBJECT IDENTIFIER ::= {ospfv3MIB 1}
ospfv3VirtIfTable OBJECT IDENTIFIER ::= {ospfv3Objects 8}

(2)　実装仕様

ospfv3VirtIfTableの実装仕様を次の表に示します。

表2-79　ospfv3VirtIfTableの実装仕様

# オブジェクト識別子アク
セス実装仕様実装
有無

1 ospfv3VirtIfTable
{ospfv3Objects 8} NA [規格] ルータが接続する仮想リンクのインタフェース情報を格納するテーブル。
[実装] 規格に同じ。 Y

2 ospfv3VirtIfEntry
{ospfv3VirtIfTable 1} NA [規格] 各仮想リンクのインタフェース情報リスト。
INDEX
{ ospfv3VirtIfAreaId,
ospfv3VirtIfNeighbor }
[実装] 規格に同じ。 Y

3 ospfv3VirtIfAreaId
{ospfv3VirtIfEntry 1} NA [規格] その仮想リンクが通過するエリアのエリアID。
[実装] 規格に同じ。 Y

4 ospfv3VirtIfNeighbor
{ospfv3VirtIfEntry 2} NA [規格] 仮想隣接ルータのルータID。
[実装] 規格に同じ。 Y

5 ospfv3VirtIfIndex
{ospfv3VirtIfEntry 3} R/O [規格] この仮想インタフェースのインタフェースIndex。
[実装] 規格に同じ。 Y

6 ospfv3VirtIfInstId
{ospfv3VirtIfEntry 4} R/O [規格] interface instance識別子。
[実装] 規格に同じ。 Y

7 ospfv3VirtIfTransitDelay
{ospfv3VirtIfEntry 5} R/NC [規格] このインタフェース上でリンク状態更新パケットを送信するのに必要とされる時間（単位：秒）。
[実装] 規格に同じ。ただし，Read_Onlyです。 Y

8 ospfv3VirtIfRetransInterval
{ospfv3VirtIfEntry 6} R/NC [規格] リンク状態広告（LSA）の再送信間隔（単位：秒）。
[実装] 規格に同じ。ただし，Read_Onlyです。 Y

9 ospfv3VirtIfHelloInterval
{ospfv3VirtIfEntry 7} R/NC [規格] Helloパケットの送信間隔（単位：秒）。
[実装] 規格に同じ。ただし，Read_Onlyです。 Y

10 ospfv3VirtIfRtrDeadInterval
{ospfv3VirtIfEntry 8} R/NC [規格] Helloパケットの最大許容受信間隔（単位：秒）。
[実装] 規格に同じ。ただし，Read_Onlyです。 Y

11 ospfv3VirtIfState
{ospfv3VirtIfEntry 9} R/O [規格] インタフェースの状態。

down（1）

PtoP（4）

[実装] 規格に同じ。 Y

12 ospfv3VirtIfEvents
{ospfv3VirtIfEntry 10} R/O [規格] このインタフェースで状態が変わったか，エラーが発生した回数。
[実装] 規格に同じ。 Y

13 ospfv3VirtIfRowStatus
{ospfv3VirtIfEntry 11} R/NC [規格] このエントリのステータスを示します。
[実装] active（1）固定。ただし，Read_Onlyです。 Y

14 ospfv3VirtIfLinkScopeLsaCount
{ospfv3VirtIfEntry 12} R/O [規格] リンク状態データベース（LSDB）中のLinkScopeリンク状態広告（LSA）の数。
[実装] 規格に同じ。 Y

15 ospfv3VirtIfLinkLsaCksumSum
{ospfv3VirtIfEntry 13} R/O [規格] LSDB中のLinkScope LSAのLSチェックサムの合計。
[実装] 規格に同じ。 Y

#	オブジェクト識別子	アクセス	実装仕様	実装有無
1	ospfv3VirtIfTable {ospfv3Objects 8}	NA	[規格] ルータが接続する仮想リンクのインタフェース情報を格納するテーブル。 [実装] 規格に同じ。	Y
2	ospfv3VirtIfEntry {ospfv3VirtIfTable 1}	NA	[規格] 各仮想リンクのインタフェース情報リスト。 INDEX { ospfv3VirtIfAreaId, ospfv3VirtIfNeighbor } [実装] 規格に同じ。	Y
3	ospfv3VirtIfAreaId {ospfv3VirtIfEntry 1}	NA	[規格] その仮想リンクが通過するエリアのエリアID。 [実装] 規格に同じ。	Y
4	ospfv3VirtIfNeighbor {ospfv3VirtIfEntry 2}	NA	[規格] 仮想隣接ルータのルータID。 [実装] 規格に同じ。	Y
5	ospfv3VirtIfIndex {ospfv3VirtIfEntry 3}	R/O	[規格] この仮想インタフェースのインタフェースIndex。 [実装] 規格に同じ。	Y
6	ospfv3VirtIfInstId {ospfv3VirtIfEntry 4}	R/O	[規格] interface instance識別子。 [実装] 規格に同じ。	Y
7	ospfv3VirtIfTransitDelay {ospfv3VirtIfEntry 5}	R/NC	[規格] このインタフェース上でリンク状態更新パケットを送信するのに必要とされる時間（単位：秒）。 [実装] 規格に同じ。ただし，Read_Onlyです。	Y
8	ospfv3VirtIfRetransInterval {ospfv3VirtIfEntry 6}	R/NC	[規格] リンク状態広告（LSA）の再送信間隔（単位：秒）。 [実装] 規格に同じ。ただし，Read_Onlyです。	Y
9	ospfv3VirtIfHelloInterval {ospfv3VirtIfEntry 7}	R/NC	[規格] Helloパケットの送信間隔（単位：秒）。 [実装] 規格に同じ。ただし，Read_Onlyです。	Y
10	ospfv3VirtIfRtrDeadInterval {ospfv3VirtIfEntry 8}	R/NC	[規格] Helloパケットの最大許容受信間隔（単位：秒）。 [実装] 規格に同じ。ただし，Read_Onlyです。	Y
11	ospfv3VirtIfState {ospfv3VirtIfEntry 9}	R/O	[規格] インタフェースの状態。 down（1） PtoP（4） [実装] 規格に同じ。	Y
12	ospfv3VirtIfEvents {ospfv3VirtIfEntry 10}	R/O	[規格] このインタフェースで状態が変わったか，エラーが発生した回数。 [実装] 規格に同じ。	Y
13	ospfv3VirtIfRowStatus {ospfv3VirtIfEntry 11}	R/NC	[規格] このエントリのステータスを示します。 [実装] active（1）固定。ただし，Read_Onlyです。	Y
14	ospfv3VirtIfLinkScopeLsaCount {ospfv3VirtIfEntry 12}	R/O	[規格] リンク状態データベース（LSDB）中のLinkScopeリンク状態広告（LSA）の数。 [実装] 規格に同じ。	Y
15	ospfv3VirtIfLinkLsaCksumSum {ospfv3VirtIfEntry 13}	R/O	[規格] LSDB中のLinkScope LSAのLSチェックサムの合計。 [実装] 規格に同じ。	Y

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