コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
マルチキャストサーバ仮想接続機能を設定します。
マルチキャストサーバ仮想接続機能とは,直接接続できないマルチキャストサーバアドレスを直接接続サーバとして扱うことで,本装置が該当するアドレスに対してファーストホップルータとして動作する機能です。
[入力形式]
- 情報の設定
ipv6 pim direct <access list name>
- 情報の削除
no ipv6 pim direct <access list name>
[入力モード]
- (config-if)
- イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
- (config-subif)
- イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
[パラメータ]
- <access list name>
- 本装置に直接接続として動作させたいマルチキャストパケットの送信元アドレスのアクセスリストを指定します。有効となる送信元アドレスは最大16個です。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
31文字以内のアクセスリスト名を指定します。
詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
- <access list name>にはipv6 access-listコマンドで設定したアクセスリストを指定してください。これ以外のコマンドで設定したアクセスリストは指定できません。
- 未設定のアクセスリストを指定した場合,本コマンドは無効となります。
- <access list name>に指定する送信元アドレスは該当アクセスリストの<source ipv6>に指定し,<destination ipv6>にはanyを指定してください。
- 本コマンドで,複数のインタフェースに同一のIPv6送信元アドレスを設定できません。
- グローバルネットワークまたはVRF内で複数のインタフェースに本コマンドを設定する場合,同一のIPv6送信元アドレスを含む設定にしないでください。同一のIPv6送信元アドレスを含む設定にした場合,一部の設定が無効となります。
[関連コマンド]
ipv6 pim ipv6 access-list
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