コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
RIP送受信先ネットワークを指定します。指定したネットワーク範囲内のインタフェースでRIPパケットの送受信を行います。範囲外のインタフェースではRIPパケットの送受信を行いません。
config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークに適用します。
config-router-afモードで設定した場合,指定VRFに適用します。
[入力形式]
- 情報の設定
network <ipv4 prefix> [<wildcard mask>]
- 情報の削除
no network <ipv4 prefix> [<wildcard mask>]
[入力モード]
(config-router) (config-router-af)
[パラメータ]
- <ipv4 prefix>
- RIP送信先ネットワークを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
IPv4アドレスを指定します。
注 <ipv4 prefix>の<wildcard mask>で指定したビットは0にしてください。
- <wildcard mask>
- ワイルドカードマスクを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
送信先ネットワークアドレスに基づき,ワイルドカードマスクを自動で算出します。
自動生成するワイルドカードマスクを次の表に示します。
表17-3 自動生成するワイルドカードマスク
項番 送信先ネットワークアドレス ワイルドカードマスク 1 0.0.0.0 255.255.255.255 2 クラスAアドレス 0.255.255.255 3 クラスBアドレス 0.0.255.255 4 クラスCアドレス 0.0.0.255 - 値の設定範囲
IPv4アドレス形式で指定します。
注 ワイルドカードマスクを2進数に変換した際,最初に1となるビット以降はすべて1となるように指定してください。
[コマンド省略時の動作]
RIPパケットを送信しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
次回の経路学習時または経路広告時に反映されます。
[注意事項]
- ダイレクト経路の広告は,network指定範囲内ダイレクト経路だけの広告となります。network指定範囲外のダイレクト経路は広告されませんので注意してください。
[関連コマンド]
neighbor passive-interface distribute-list in distribute-list out
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