コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3

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ip urpf

uRPF機能を使用する場合に設定します。

[入力形式]

情報の設定
ip urpf [allow-default-v4] [allow-default-v6] [except-unspecified-address-v4] [except-unspecified-address-v6]

情報の削除
no ip urpf

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

allow-default-v4
IPv4のuRPFで,経路検索時にデフォルト経路を対象とします。対象にしない場合,デフォルト経路に該当すると経路なしと見なしてパケットを廃棄します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    デフォルト経路を対象にしません。
  2. 値の設定範囲
    なし

allow-default-v6
IPv6のuRPFで,経路検索時にデフォルト経路を対象とします。対象にしない場合,デフォルト経路に該当すると経路なしと見なしてパケットを廃棄します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    デフォルト経路を対象にしません。
  2. 値の設定範囲
    なし

except-unspecified-address-v4
送信元IPv4アドレスが未指定アドレス(0.0.0.0)のIPv4パケットをuRPFの検査対象としません。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    送信元IPアドレスが未指定アドレス(0.0.0.0)のIPv4パケットをuRPFの検査対象とします。
  2. 値の設定範囲
    なし

except-unspecified-address-v6
送信元IPv6アドレスが未指定アドレス(::)のIPv6パケットをuRPFの検査対象としません。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    送信元IPv6アドレスが未指定アドレス(::)のIPv6パケットをuRPFの検査対象とします。
  2. 値の設定範囲
    なし

[コマンド省略時の動作]

uRPF機能を使用できません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 本設定を削除すると,本装置のuRPF統計情報はすべて0クリアされます。
  2. maximum-pathsコマンドでマルチパス数に9以上を設定している場合は,本コマンドを設定できません。本コマンドを設定する前に,マルチパス数を8以下に変更してください。
    マルチパス数を9以上から8以下に変更した場合,経路情報をハードウェアに反映させるまでにある程度の時間が必要となり,この間はuRPFが誤動作するおそれがあります。そのため,マルチパス数を9以上から8以下に変更した場合は,装置再起動を実施してから本コマンドを設定することを推奨します。

[関連コマンド]

ip verify unicast source reachable-via
ipv6 verify unicast source reachable-via
ip route static maximum-paths
maximum-paths (OSPF/OSPFv3)
maximum-paths (BGP4/BGP4+)
ipv6 route static maximum-paths

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