コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
ローカルProxy ARPの応答可否を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定
ip local-proxy-arp enable
- 情報の削除
no ip local-proxy-arp
[入力モード]
- (config-if)
- イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース,VLANインタフェース
- (config-subif)
- イーサネットサブインタフェース,ポートチャネルサブインタフェース
[パラメータ]
- enable
- ARPの代理応答をします。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
なし
[コマンド省略時の動作]
ローカルProxy ARPの応答をしません。
[通信への影響]
アップ状態のインタフェースに対して本コマンドで変更すると,該当インタフェースは一度ダウンしてから再度アップするため,次のような状態が発生します。
- 該当インタフェースで実施中の通信があれば,いったん中断します。
- 該当インタフェースに生成された,ダイナミックARPおよびダイナミックNDPのエントリが削除されます。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 本コマンドは,次に示すような特殊な環境のインタフェースでだけ設定してください。通常のネットワーク環境で使用すると,ARP要求に対する応答が複数発生するため,ネットワークが正常に動作しないおそれがあります。
- サブネットワーク内の端末同士が直接通信できない
- ブロードキャストが禁止されている
- 本コマンドを設定すると,同一サブネットワーク内の端末同士の通信も本装置での中継となります。この際,ICMPリダイレクト送信が多発するため,no ip redirectsコマンドでICMPリダイレクト機能を抑止することを推奨します。
[関連コマンド]
なし
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