ハードウェア取扱説明書

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2.7 環境条件

<この節の構成>
(1) 塵埃
(2) 腐食性ガス,引火性ガス
(3) 床の表面材質
(4) 直射日光
(5) 水
(6) 電磁妨害
(7) ケーブルの保護
(8) 散布
(9) 地震対策

(1) 塵埃

本装置は冷却用ファンを使用していますので,湿気やほこりの多い場所へは設置しないでください。本装置の塵埃条件は以下の通りです。

(2) 腐食性ガス,引火性ガス

腐食性ガスや引火性ガスのない場所に設置してください。腐食性ガスのある場所に設置すると機器が腐食して著しく信頼性を損ないます。

(3) 床の表面材質

本装置は一般事務室への設置が可能ですが,床の表面材料としては,下記の性質を持つことを推奨します。

(4) 直射日光

機器には直射日光が当たらないようにしてください。

(5) 

床清掃等の時,機器に水がかからないようにしてください。

(6) 電磁妨害

周囲で高周波利用機器を使用すると,その機器が発生する妨害電波により,本装置は正常に動作出来なくなるおそれがありますのでご注意ください。

なお,本装置も微弱ではありますが,高周波電波を発生しますので,装置の周囲30m以内の室内アンテナによるテレビ,ラジオおよびトランシーバ等に影響を与える場合があります。

(7) ケーブルの保護

ケーブル類は,ダクトを通すかモールにより保護してください。

ケーブルの保護を行なわない場合,ねずみ等の動物により,ケーブルが切断されることがあります。

特に光ファイバケーブルは,ケーブル曲げ半径[長径方向:100mm,短径方向:50mm]以上とし,メタルモール等によって保護してください。

また,必要芯線数の光ファイバを収容する光ファイバケーブルは,敷設時に受ける繰り返し曲げ,引っ張り張力,圧縮,しごき等の機械的ストレスや,敷設される環境から受けるストレスから保護し得る構造としてください。

(8) 散布

機器設置内で殺虫剤等の散布,消毒等を行なう場合は,機器にカバー等をかぶせることにより直接薬剤がかからないように考慮してください。

(9) 地震対策

地震によって機器の移動,転倒あるいは窓からの飛び出しなどの障害が発生し,人身事故に発展することが考えられるので,移動防止,転倒防止を十分対策する必要があります。


NOTE
実際に機器に加わる振動は,地表と違って建物の構造や機器設置室の設置フロアなどによって決まる応答倍率によって増幅されます。一般的に9階程度の中層ビルの5階以上は地表の2〜3倍の揺れ方をするといわれています。
過去の地震例
  • 機器が10〜30cm移動した。
  • ラックが転倒した。
  • 室内の備品の上に置いてある物体が機器の上へ落下した。

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