ハードウェア取扱説明書

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2.4.2 AX7804S−AC,AX7808S−ACの電源設備(AC200V)

<この項の構成>
(1) AC電源ケーブル
(2) コンセント
(3) 分電盤
(4) 分電盤への給電条件

(1) AC電源ケーブル

下記の電源ケーブルを使用してください。

表2-5 AC電源ケーブルの仕様

項目 コネクタ
(本装置側)
ケーブル プラグ
(コンセント側)
定格 10A 250V
電気用品安全法取得品
10A 250V
電気用品安全法取得品
10A 250V
電気用品安全法取得品
形状 [図データ]  3芯より合わせ コンセントの形状に合ったものを準備してください。

(2) コンセント

下記のコンセントを使用してください。このコンセントは一般の電気設備工事店で販売されています。

接地形2極引掛形コンセント:10A 250V


!警告
AC電源に接続する場合には,接地付きのコンセントを使用してください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

(3) 分電盤

本装置に給電する分岐回路にはブレーカを付けてください。ブレーカの定格と必要数は下表を参照してください。

表2-6 ブレーカの定格と必要数

モデル ブレーカの定格 PSU内蔵型高密度ポートのネットワークインタフェース機構の搭載 電源の冗長化 ブレーカの必要数 コンセントの必要数
AX7804S−AC 10AT単相AC200V(10A回路用) なし なし 1 1
あり(注1) 2 2
あり なし 2 2
あり(注2) 3*1 3*1
AX7808S−AC 10AT単相AC200V(10A回路用) なし なし 2 2
あり(注1) 4 4
あり なし 3 3
あり(注2) 4*1 4*1

(注1)電源機構に異なる電源系統から給電することで,電源設備系統を2系統化することができます。

(注2)電源設備系統の2系統化はできません。



NOTE
分電盤は操作が容易に行なえるように,本装置の設置場所と同じ部屋か,近接する部屋に設置することをお奨めします。


NOTE
PSU内蔵型高密度ポートのネットワークインタフェース機構の増設や,電源の冗長化を考慮して,上記の「*1」で示す分を用意していただくことをお奨めします。

(4) 分電盤への給電条件

分電盤へ供給される電流の容量は「(3) 分電盤」で示すブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。


!警告
分電盤へ給電される電流容量は,ブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。分電盤への電流容量がブレーカの動作電流より小さいと,異常時にブレーカが動作せず,火災の原因となることがあります。


NOTE
一般に,ブレーカの動作電流は定格電流より大きくなっています。使用するブレーカの仕様をご確認ください。

また,本装置の電源を投入すると,「表2-7 突入電流」で示す突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起こらないようご検討ください。

表2-7 突入電流

モデル 電流 時間
AX7804S−AC 50(A) 100ms
AX7808S−AC

注意
本装置の電源を投入すると突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起きないように考慮してください。電圧低下が起きると,本装置だけでなく,同じ電源設備に接続された他の機器にも影響をおよぼします。


NOTE
上記の突入電流は,電源機構1個当りの値です。

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