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8.16.1 LLDP機能により隣接装置情報が取得できない

LLDP機能で隣接装置の情報が正しく取得できない場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。

表8-42 LLDP機能使用時の障害解析方法

項番 確認内容・コマンド 対応
1 show lldpコマンドを実行し,LLDP機能の動作状態を確認してください。 Enabledの場合は項番2へ。
Disabledの場合はLLDP機能が停止状態となっています。コンフィグレーションを確認してください。
2 show lldpコマンドを実行し,ポート情報を確認してください。 該当するポート情報が表示されている場合は項番3へ。
該当するポートが表示されていない場合はLLDP機能の動作対象外となっています。コンフィグレーションを確認してください。
3 show lldpコマンドを実行し,ポート状態を確認してください。 Up状態の場合は項番4へ。
Down状態の場合は回線状態を確認してください。確認方法は「8.4 ネットワークインタフェースの通信障害」を参照してください。
4 show lldpコマンドを実行し,隣接装置情報数を確認してください。 0以外の場合は項番5へ。
0の場合は隣接装置側で項番1から項番4を調査してください。隣接装置側でも隣接装置情報数が0の場合は,装置間の接続が誤っている可能性があります。接続を確認してください。
5 show lldpコマンドを本装置および隣接装置で実行し,以下が一致しているかを確認してください。
  • 本装置側の表示結果で隣接情報中のChassis ID
  • 隣接装置のChassis ID
一致する場合は項番6へ。
不一致の場合は接続先の装置が想定している装置と異なります。ネットワーク構成を確認してください。
6 show lldpコマンドを本装置および隣接装置で実行し,以下が一致しているかを確認してください。
  • 本装置側の表示結果で隣接情報中のPort ID
  • 隣接装置のPort ID
一致する場合は該当ポート間で接続されています。ネットワーク構成上で問題ある場合はネットワーク管理者に連絡してください。
不一致の場合は隣接装置間で別の回線に接続されています。接続を確認してください。

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