コンフィグレーションガイド

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18.2.1 基本設定例(フロー単位統計)

<この項の構成>
(1) 設定内容の概要
(2) 構成図と設定条件
(3) コンフィグレーション例

(1) 設定内容の概要

フロー単位統計を用いて本装置のトラフィックをモニタする場合の設定例を示します。

(2) 構成図と設定条件

[構成図]

図18-5 構成図

[図データ]

[設定条件]
  1. 本装置のポート1/1,1/2,1/3,1/4に流入するトラフィックをモニタして,その内容をフロー単位統計でコレクタ装置(192.1.1.11)へ送付する基本的な設定を行います。

(3) コンフィグレーション例

[コマンドによる設定]

<本装置>
 1    (config)# netflow yes
      [netflow]
 2    (config)# sample 2048      (注1)
      [netflow]
 3    (config)# entries 0 3000   (注2)
      [netflow]
 4    (config)# flow-export-version 5
      [netflow flow-export-version 5]
 5    (config)# destination 192.1.1.11
      [netflow flow-export-version 5]
 6    (config)# exit
      [netflow]
 7    (config)# port 1/1-4
      [netflow]
 8    (config)# exit

表18-5 本装置のコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 NetFlow統計を使用します。
netflowモードに移行します。
2 2048パケット毎にトラフィックをモニタします。
3 フロー統計でPSU0(AX5400SではBSU)のQoSエントリを3000確保します。
4 フロー単位統計を使用します。
netflow flow-export-version 5モードに移行します。
5 コレクタ装置のIPアドレスを192.1.1.11に指定します。
6 netflow flow-export-version 5モードからnetflowモードに戻ります。
7 ポート1/1〜1/4に対してNetFlow統計によるトラフィックモニタを行います。
8 netflowモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。

[コンフィグレーションの表示]

<本装置>
netflow yes 
  sample 2048      (注1)
  entries 0 3000   (注2)
  flow-export-version 5
    destination 192.1.1.11
  port 1/1-4

(注1)
サンプリング間隔やエントリ数は環境により調整が必要です。調整の方法は「運用ガイド」を参照してください。

(注2)
AX5400Sでは,"entries 3000"となります。

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