コンフィグレーションガイド
- <この項の構成>
- (1) 設定内容の概要
- (2) 構成図と設定条件
- (3) コンフィグレーション例
(1) 設定内容の概要
ネームサーバのIPアドレスをコンフィグレーションから指定することで,DNSクライアントとネームサーバ間をリレーするコンフィグレーションの例を示します。
(2) 構成図と設定条件
- [構成図]
図8-25 構成図
- [設定条件]
- 本装置のホスト名をrouter.mydomain.comとします。
- プライマリ(第1優先)ネームサーバのIPアドレスを192.168.0.1とします。
- セカンダリ(第2優先)ネームサーバのIPアドレスを192.168.0.2とします。
- 本装置のDNSリレーのインタフェースをDepartment1,IPアドレスを192.168.20.1とします。
- DNSクライアントをPCとします。
(3) コンフィグレーション例
- [コマンドによる設定]
- <本装置>
1 (config)# line Department1 ethernet 2/1 [line Department1] 2 (config)# ip 192.168.20.1/24 [line Department1] 3 (config)# exit 4 (config)# dns-resolver hostname router.mydomain.com 5 (config)# dns-resolver nameserver 192.168.0.1 6 (config)# dns-resolver nameserver 192.168.0.2 7 (config)# dns-resolver relay yes 8 (config)# dns-resolver yes表8-29 本装置のコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 NIF番号2,Line番号1にインタフェース名Department1のイーサネットインタフェースを定義します。
lineモードに移行します。2 インタフェース名Department1にIPアドレス192.168.20.1を定義します。 3 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 4 ホスト名を設定します。 5 プライマリ・セカンダリの区別は設定順序によって決定されるため,プライマリネームサーバのIPアドレスを最初に指定します。 6 プライマリ・セカンダリの区別は設定順序によって決定されるため,セカンダリネームサーバのIPアドレスを次に指定します。 7 DNSリレー機能を有効にします。
本コマンドとDNSリゾルバ機能有効コマンドを実行しないとリレー機能は有効になりません。8 DNSリゾルバ機能を有効にします。
- [コンフィグレーションの表示]
- <本装置>
line Department1 ethernet 2/1 ip 192.168.20.1/24 ! dns-resolver yes dns-resolver hostname router.mydomain.com dns-resolver nameserver 192.168.0.1 dns-resolver nameserver 192.168.0.2 dns-resolver relay yes
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