解説書 Vol.2

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6.5 VRRPポーリングの障害検出の仕組み

VRRPポーリングの障害検出の仕組みについて説明します。VRRPポーリングは通常時,通常時試行間隔(コンフィグレーションコマンドvirtual-routerのcheck-status-intervalサブコマンド)の指定値(秒)でポーリングを行います。疎通可能状態である場合,応答が返らないままタイムアウトすると,障害発生検証を行います。

障害発生検証では,障害検証時試行間隔(コンフィグレーションコマンドvirtual-routerのfailure-detection-intervalサブコマンド)の指定値(単位:秒)で,試行回数(コンフィグレーションコマンドvirtual-routerのcheck-trial-timesサブコマンド)のポーリングを行います。このときに,障害検出疎通正常判定閾値(コンフィグレーションコマンドvirtual-routerのfailure-detection-timesサブコマンド)で指定した回数分応答が返ってくるか判定し,この回数を満たせなくなった時点で障害と判定します。障害検出動作シーケンスを次の図に示します。

図6-8 障害検出動作シーケンス

[図データ]

VRRPポーリングの障害回復検出の仕組みについて説明します。VRRPポーリングは通常時,通常時試行間隔で指定した間隔でポーリングを行います。疎通不可能状態である場合,応答が返ってくると障害回復検証を行います。障害回復検証では,障害回復検証時試行間隔(コンフィグレーションコマンドvirtual-routerのrecovery-detection-intervalサブコマンド)の指定値(単位:秒)で,試行回数分ポーリングを行います。このとき,障害回復疎通正常判定閾値(コンフィグレーションコマンドvirtual-routerのrecovery-detection-timesサブコマンド)で指定した回数分応答が返ってくるか判定し,この回数を満たした時点で障害回復と判定します。障害回復動作のシーケンスを次の図に示します。

図6-9 障害回復動作シーケンス

[図データ]

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