解説書 Vol.1
本装置に直接接続するサブネットアドレスに包含されるアドレスを,直接接続するサブネットの一つのインタフェース以外には割り当てることがないようにネットワーク全体のアドレスを設計してください(ポイント−ポイント型回線の自装置側のアドレスには例外的に他サブネットに包含されるアドレスを付けることができます)。
このため,他サブネットを包含するサブネットを構成することはパケット中継の性能劣化の原因となりますが,これはこのマニュアルで説明しているルーティングプロトコルの経路集約を制限するものではありません。包含サブネットワークで注意する必要がある構成例を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) あるサブネットが本装置に直接接続するサブネットに包含される場合の構成例
- (2) 異なるインタフェースに接続する装置が同じサブネットに属する場合
- (3) ポイント−ポイント型回線で同一サブネットアドレスが割り当てられた場合
- (4) 異なるインタフェースに接続する装置が異なるサブネットに属する場合
(1) あるサブネットが本装置に直接接続するサブネットに包含される場合の構成例
あるサブネットが本装置に直接接続するサブネットに包含される場合の構成例を次の図に示します。
図11-19 包含サブネットワークの構成例(あるサブネットが本装置に直接接続するサブネットに包含される場合)
(2) 異なるインタフェースに接続する装置が同じサブネットに属する場合
異なるインタフェースに接続する装置が同じサブネットに属する場合の構成例を次の図に示します。
図11-20 包含サブネットワークの構成例(異なるインタフェースに接続する装置が同じサブネットに属する場合)
(3) ポイント−ポイント型回線で同一サブネットアドレスが割り当てられた場合
ポイント−ポイント型回線で同一サブネットアドレスが割り当てられた場合の構成例を次の図に示します。
図11-21 ポイント−ポイント型回線での同一サブネットアドレス割り当て構成例1
(4) 異なるインタフェースに接続する装置が異なるサブネットに属する場合
異なるインタフェースに接続する装置が異なるサブネットに属する場合の構成例を次の図に示します。
図11-22 包含サブネットワークの構成例(異なるインタフェースに接続する装置が異なるサブネットに属する場合)
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