ハードウェア取扱説明書
AX7808R−DC,AX7816R−DCでは,電源機構の最大搭載数が異なりますが,電源機構の交換方法は共通です。
なお,電源機構の交換は,装置の電源を入れたままで行なうことができます。
本書では,AX7808R−DCを例に交換方法を説明します。AX7816R−DCの場合も,同様に作業を行なってください。
- 電源機構の増設,交換作業は,教育を受けた技術者または保守員が行なってください。
- 電源機構の増設および交換では,電源ケーブルの取り付け,取り外しを行ないます。
- 上記以外の方が作業して誤った取り扱いをした場合,火災・感電・装置故障の原因となります。
- ネットワークインタフェース機構RB2−10G4RXを搭載している場合,電源機構にはPOW−MSDCEをお使いいただくことはできません。POW−MSDCE2を使用してください。
- 増設する場合はブランクパネルを取り外してください。なお,取り外したブランクパネルは大切に保管してください。
- <この項の構成>
- (1) 取り外し方
- (2) 取り付け方
(1) 取り外し方
電源機構を取り外すには,以下の手順で行ないます。
- 【ステップ1】
- 交換する電源機構のブレーカをOFFにします。
図5-43 電源の切断
- 【ステップ2】
- 電源設備のブレーカをOFFにして電源を切断します。
- 【ステップ3】
- 交換する電源機構から電源ケーブルを取り外します。(電源ケーブルを取り外すには「4.5.7 AX7808R−DC,AX7816R−DCの電源ケーブルの取り付けと取り外し」を参照してください。)
図5-44 電源ケーブルの取り外し
- DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行なう場合は,作業を行なう前に電源設備のブレーカがOFFになっていることを確認してください。電源設備のブレーカをONにしたままで作業を行なうと,感電の原因となります。
- 【ステップ4】
- 交換する電源機構のネジを緩めます。
図5-45 電源機構のネジの取り外し
- 【ステップ5】
- 電源機構の取っ手を持ち,手前に引いて取り出します。
図5-46 電源機構の取り外し
- AX7808R−DCおよびAX7816R−DCの電源機構の質量は7kgです。また,AX7808R−DC,AX7816R−DCの電源機構の奥行きは約148mmです。電源機構を取り外す場合には,取っ手をしっかり持って支えてください。不用意に引き出すと,落下してけがの原因となることがあります。
- オプション機構を取り外して本装置を使用する場合,必ずブランクパネルを取り付けてください。ブランクパネルを取り付けずにそのまま使用すると,装置のエアフローが確保できなくなります。エアフローが確保できなくなると,装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となります。
- また,本装置が発生する妨害電波が他の機器へ影響を与えたり,他の機器が発生する妨害電波が本装置に影響を与え,誤動作の原因となることがあります。
- 電源機構から取り外したネジやカバーは,電源機構に取り付けて大切に保管してください。
(2) 取り付け方
電源機構を取り付けるには,以下の手順で行ないます。
- 【ステップ1】
- 電源機構用スロットに電源機構を挿入します。
図5-47 電源機構の挿入
- 【ステップ2】
- 奥までしっかりと挿入し,電源機構のネジを締めます。
図5-48 電源機構の固定
- ネジを締めるときにはドライバを使用してください。また,しっかり固定されたことを確認してください。
- 【ステップ3】
- 電源機構に電源ケーブルを取り付けます。(電源ケーブルを取り付けるには「4.5.7 AX7808R−DC,AX7816R−DCの電源ケーブルの取り付けと取り外し」を参照してください。)
- DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行なう場合は,作業を行なう前に電源設備のブレーカがOFFになっていることを確認してください。電源設備のブレーカをONにしたままで作業を行なうと,感電の原因となります。
- DC電源ケーブルを取り付けた後は,必ず端子盤のカバーを取り付けてください。端子盤のカバーを取り外したまま使用すると,感電の原因となります。
Copyright (C) 2005, 2007 ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.