ハードウェア取扱説明書

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5.4.6 AX7808R−DC,AX7816R−DCの電源機構の増設および交換

AX7808R−DC,AX7816R−DCでは,電源機構の最大搭載数が異なりますが,電源機構の交換方法は共通です。

なお,電源機構の交換は,装置の電源を入れたままで行なうことができます。

本書では,AX7808R−DCを例に交換方法を説明します。AX7816R−DCの場合も,同様に作業を行なってください。


!警告
電源機構の増設,交換作業は,教育を受けた技術者または保守員が行なってください。
電源機構の増設および交換では,電源ケーブルの取り付け,取り外しを行ないます。
上記以外の方が作業して誤った取り扱いをした場合,火災・感電・装置故障の原因となります。


NOTE
ネットワークインタフェース機構RB2−10G4RXを搭載している場合,電源機構にはPOW−MSDCEをお使いいただくことはできません。POW−MSDCE2を使用してください。


NOTE
増設する場合はブランクパネルを取り外してください。なお,取り外したブランクパネルは大切に保管してください。

<この項の構成>
(1) 取り外し方
(2) 取り付け方

(1) 取り外し方

電源機構を取り外すには,以下の手順で行ないます。

【ステップ1】
交換する電源機構のブレーカをOFFにします。

図5-43 電源の切断

[図データ]

【ステップ2】
電源設備のブレーカをOFFにして電源を切断します。

【ステップ3】
交換する電源機構から電源ケーブルを取り外します。(電源ケーブルを取り外すには「4.5.7 AX7808R−DC,AX7816R−DCの電源ケーブルの取り付けと取り外し」を参照してください。)

図5-44 電源ケーブルの取り外し

[図データ]


!警告
DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行なう場合は,作業を行なう前に電源設備のブレーカがOFFになっていることを確認してください。電源設備のブレーカをONにしたままで作業を行なうと,感電の原因となります。

【ステップ4】
交換する電源機構のネジを緩めます。

図5-45 電源機構のネジの取り外し

[図データ]

【ステップ5】
電源機構の取っ手を持ち,手前に引いて取り出します。

図5-46 電源機構の取り外し

[図データ]


!注意
AX7808R−DCおよびAX7816R−DCの電源機構の質量は7kgです。また,AX7808R−DC,AX7816R−DCの電源機構の奥行きは約148mmです。電源機構を取り外す場合には,取っ手をしっかり持って支えてください。不用意に引き出すと,落下してけがの原因となることがあります。


注意
オプション機構を取り外して本装置を使用する場合,必ずブランクパネルを取り付けてください。ブランクパネルを取り付けずにそのまま使用すると,装置のエアフローが確保できなくなります。エアフローが確保できなくなると,装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となります。
また,本装置が発生する妨害電波が他の機器へ影響を与えたり,他の機器が発生する妨害電波が本装置に影響を与え,誤動作の原因となることがあります。


NOTE
電源機構から取り外したネジやカバーは,電源機構に取り付けて大切に保管してください。

(2) 取り付け方

電源機構を取り付けるには,以下の手順で行ないます。

【ステップ1】
電源機構用スロットに電源機構を挿入します。

図5-47 電源機構の挿入

[図データ]

【ステップ2】
奥までしっかりと挿入し,電源機構のネジを締めます。

図5-48 電源機構の固定

[図データ]


注意
ネジを締めるときにはドライバを使用してください。また,しっかり固定されたことを確認してください。

【ステップ3】
電源機構に電源ケーブルを取り付けます。(電源ケーブルを取り付けるには「4.5.7 AX7808R−DC,AX7816R−DCの電源ケーブルの取り付けと取り外し」を参照してください。)

!警告
DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行なう場合は,作業を行なう前に電源設備のブレーカがOFFになっていることを確認してください。電源設備のブレーカをONにしたままで作業を行なうと,感電の原因となります。


!警告
DC電源ケーブルを取り付けた後は,必ず端子盤のカバーを取り付けてください。端子盤のカバーを取り外したまま使用すると,感電の原因となります。

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