運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
CPおよびPRUダンプの採取範囲を設定します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
set dump {normal | expansion}
[パラメータ]
- normal
- 標準のメモリダンプ採取を指定します。
- expansion
- 標準+拡張のメモリダンプ採取を指定します。
[実行例]
CPおよびPRUダンプの採取範囲を標準+拡張に設定します。
> set dump expansion
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表15-4 set dumpコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute this command in standby BCU. 待機系BCUで本コマンドは実行できません。 Can't execute dump command(other dump executing). 他のダンプ処理実行中です。 Can't execute. コマンドを実行できません。
[注意事項]
- 初期時のCPおよびPRUのメモリダンプ採取範囲は,標準のメモリダンプ採取に設定されています。
- CPおよびPRUメモリダンプ採取範囲の設定はMCに書き込まれるため,いったん設定したあとは電源オフ/オンしてもMCに設定した採取範囲に従って運用します。
- 本コマンドで「標準+拡張」のメモリダンプ採取を設定していても,コマンドのオンラインダンプ(対象を再起動せずにダンプを採取する方式)を実行しても,拡張メモリダンプは採取されません。
- 拡張のメモリダンプ採取を指定すると,標準のメモリダンプ採取を指定した場合に比べてCPまたはPRUの再起動に時間がかかります。
- show dump statusコマンド(「show dump status」参照)で,拡張CPメモリダンプおよびPRUメモリダンプで採取する範囲を確認できます。
- 本コマンドでexpansionを指定した場合,予備MCにMCが実装されていることを確認してください。実装されていない場合,拡張CPおよび拡張PRUメモリダンプは採取されません。
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