運用コマンドレファレンス Vol.1

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show nif(イーサネット)

[機能]

イーサネットのNIF情報およびLineのsummary情報を表示します。

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[入力形式]

show nif [<NIF No.>]

[パラメータ]

<NIF No.>
NIF番号を指定します。指定できるNIF番号の値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。省略時は本装置内の全NIFが指定対象となります。

[実行例]

NIF情報およびLineのsummary情報を表示します。実行結果画面例を次の図に示します。

図11-1 イーサネット NIF指定実行結果画面

>show nif 0
2003/02/23 12:00:00
NIF0: active  12-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T  retry:2
        Average:103Mbps/24Gbps  Peak:150Mbps at 08:10:30
Line0: active up  100BASE-TX full  00:12:E2:40:0a:01
        Bandwidth:100000kbps  Average out:20Mbps  Average in:10Mbps
        description: test lab area network
Line1: active up  10BASE-T half  00:12:E2:40:11:03
        Bandwidth:10000kbps  Average out:0Mbps   Average in:0Mbps
        description: computer management floor network
Line2: active down  -  00:12:E2:a0:01:11
        Bandwidth:10000kbps  Average out:2Mbps   Average in:1Mbps
Line3: initialize  -  00:12:E2:01:40:a1
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
Line4: initialize  -  00:12:E2:01:40:a2
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
Line5: initialize  -  00:12:E2:01:40:a3
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
Line6: initialize  -  00:12:E2:01:40:a4
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
Line7: initialize  -  00:12:E2:01:40:a5
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
Line8: initialize  -  00:12:E2:01:40:a6
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
Line9: initialize  -  00:12:E2:01:40:a7
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
Line10: initialize  -  00:12:E2:01:40:a8
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
Line11: initialize  -  00:12:E2:01:40:a9
        Bandwidth:100000kbps  Average out:50Mbps  Average in:20Mbps
>

[表示説明]

NIF情報は,以下のフォーマットで表示します。表示項目の説明を「表11-5 イーサネット NIF情報表示」に示します。
NIF<NIF No.>: <NIF状態> <NIF種別> retry:<Counts>
Average:<平均使用帯域>bps/<NIF最大帯域>bps Peak:<最大使用帯域>bps at <hh>:<mm>:<ss>

Lineのsummary情報は,以下のフォーマットで表示します。表示項目の説明を「表11-6 イーサネット Lineのsummary情報表示」に示します。
Line<Line No.>: <Line状態> <Line種別> <MACアドレス>
<トランシーバ種別> <トランシーバ実装状態>
Bandwidth:<回線の帯域幅>kbps Average out:<送信側平均使用帯域>bps Average in:<受信側平均使用帯域>bps
description:<補足説明>
注※ トランシーバが交換可能なNIFの場合に表示します。

 

表11-5 イーサネット NIF情報表示

表示項目 表示内容
詳細情報 意味
<YYYY>/<MM>/<DD> <hh>:<mm>:<ss> コマンド受け付け日時
<YYYY>=年,<MM>=月,<DD>=日
<hh>=時,<mm>=分,<ss>=秒
NIF<NIF No.> NIF番号
<NIF状態> active 運用中(正常動作中)
initialize 初期化中
fault 障害中
closed コマンド閉塞中
unused 未使用(未実装)
mismatch コンフィグレーション不一致 当該NIFとLineのコンフィグレーションが不一致。
当該NIFがNE1G-48Tで装置管理情報に16kインタフェースモードが設定されている。
locked コンフィグレーションで閉塞中(実装/未実装に依存しない)
<NIF種別> 12-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T・12回線
48-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T・48回線
12-port 1000BASE-X(SFP) 1000BASE-X・SFP・12回線
8-port 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T + 4-port 1000BASE-X(SFP) 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T・8回線+ 1000BASE-X・SFP・4回線
6-port 1000BASE-X(GBIC) 1000BASE-X・GBIC・6回線
4-port 1000BASE-X(SFP)-SHAPER 1000BASE-X・SFP・4回線・階層化シェーパ機能付き
8-port 1000BASE-X(SFP)-SHAPER 1000BASE-X・SFP・8回線・階層化シェーパ機能付き
1-port 10GBASE-ER 10GBASE-ER(2m〜40km)・1回線
1-port 10GBASE-R(XFP) 10GBASE-R・XFP・1回線
4-port 10GBASE-R(XFP) 10GBASE-R・XFP・4回線
1-port 10GBASE-LW 10GBASE-LW(2m〜10km)・1回線
1-port 10GBASE-EW 10GBASE-EW(2m〜40km)・1回線
NIF種別が不明です。
retry:<Counts> NIFの障害リトライカウント。
Average:<平均使用帯域/NIF最大帯域> bps コマンド投入した時刻の前1分のNIF当たりの平均の使用帯域を「bps」で表示(NIF当たりの使用回線帯域/NIF当たりの最大帯域)。
本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位に対して四捨五入を行い表示。
Peak:<最大使用帯域>bps at <hh>:<mm>:<ss> コマンド投入した時刻の前24時間のNIF当たりの使用回線帯域の最大値および時刻を表示。
本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位に対して四捨五入を行い表示。

注※ 以下の場合に表示します。
・運用中(正常動作中)
・コンフィグレーション不一致

表11-6 イーサネット Lineのsummary情報表示

表示項目 表示内容
詳細情報 意味
Line<Line No.> Line番号
<Line状態> active up 運用中(正常動作中)
active down 運用中(回線障害発生中)
initialize 初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)
test 回線テスト中
fault 障害中
closed コマンド閉塞中
unused 未使用(コンフィグレーション未設定)
locked コンフィグレーションで閉塞中
<Line種別>※1 Line種別については,show interfacesコマンド(「show interfaces(イーサネット)」参照)の表示項目<Line種別>を参照してください。
<MACアドレス> 当該LineのMACアドレス
<トランシーバ種別>※2 GBIC GBIC
SFP SFP
XFP XFP
<トランシーバ実装状態>※2※3 mounted 実装
not mounted 未実装
not supported 未サポートのトランシーバが実装
トランシーバ実装状態が不明です。
Line状態が以下の場合はこの状態になります。
  • 初期化中またはネゴシエーション確立待ち(オートネゴシエーション機能が動作中)(initialize)
  • 障害中(fault)
  • コマンド閉塞中(closed)
  • 未使用(コンフィグレーション未設定)(unused)
  • コンフィグレーションで閉塞中(locked)
Bandwidth:<回線の帯域幅>kbps 回線の帯域幅を「kbps」で表示。
コンフィグレーションコマンドline(「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 line(Line情報)」参照)にサブコマンドbandwidthが設定されていない場合は当該インタフェースの回線速度を表示します。設定されている場合はその設定値を表示します。ただし,本設定により当該インタフェースが帯域制御されることはありません。
Average out:<送信側平均使用帯域> bps コマンド投入した時刻の前1分の平均の当該回線送信側使用帯域を「bps」で表示。
本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位に対して四捨五入を行い表示。
Average in:<受信側平均使用帯域> bps コマンド投入した時刻の前1分の平均の当該回線受信側使用帯域を「bps」で表示。
本値は1bitも通信がない場合は0Mbps,1bit以上1.5Mbit未満の場合は1Mbpsを表示。1.5Mbit以上は,小数点第一位に対して四捨五入を行い表示。
description:<補足説明> descriptionコンフィグレーションの内容を示します。
descriptionコンフィグレーションは,当該回線に関する利用目的などをコメントとして設定できる情報です。
なお,descriptionコンフィグレーションを設定していない場合は表示しません。

注※1 以下の場合に表示します。

注※2 トランシーバが交換可能なNIFの場合に表示します。

注※3 以下の場合に表示します。


[ユーザ通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表11-7 show nif(イーサネット)コマンドのメッセージ一覧

メッセージ 内容
Illegal NIF -- <NIF No.>. NIF番号が範囲外です。<NIF No.> NIF番号
Can't execute this command in standby BCU. コマンドは待機系BCU上では実行できません。
Not operational NIF <NIF No.>. <NIF No.>は実行可能ではありません。<NIF No.>NIF番号
No operational NIF. 実行可能なNIFはありません。
Can't execute. コマンドを実行できません。

[注意事項]

なし

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