運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
「警告がある旨のメッセージ」(「運用ガイド 3.1.3(9) 警告メッセージ」参照)の出力レベルを設定します。この設定はユーザごとにできます。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
set terminal warning-level [{ disable | enable [{all | once}] }]
[パラメータ]
- disable
- 警告があるときでも,「警告がある旨のメッセージ」を表示しません。これは,adduserコマンドで,no-mcパラメータを指定して追加したアカウントのデフォルト設定です。
- enable once
- ログイン時,ユーザモード変更時,入力モード変更時,ログアウト時に1回だけ「警告がある旨のメッセージ」を表示します。また新たに警告が発生した場合にも1回だけ表示します。
- enable all またはenable
- 警告があるときに,常にメッセージを表示します。これは,adduserコマンドで,no-mcパラメータを指定しないで追加したアカウントのデフォルト設定です。
パラメータを省略して実行した場合は”enable”の設定が有効になります。
[実行例]
- 警告がある旨のメッセージを表示しません。
> set terminal warning-level disable [Enter]キー押下- ログイン時,ユーザモード切り替え時,入力モード切り替え時,ログアウト時に1回だけ「警告がある旨のメッセージ」を表示します。
> set terminal warning-level enable once [Enter]キー押下- 警告があるときに,常にメッセージを表示します。
> set terminal warning-level enable [Enter]キー押下
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
なし
[注意事項]
- 本コマンドで設定した「警告がある旨のメッセージ」出力レベルの設定を待機系システムに同期させるには,synchronizeコマンドにuserfileパラメータ,またはaccountパラメータを指定して実行してください。
- adduserコマンドで,no-mcパラメータを指定して追加したアカウントの場合,本コマンドで設定した内容は,装置の再起動によって,デフォルト設定であるdisableに戻ります。
- コンフィグレーションコマンドloginで,exec-timeout,terminal-pager,terminal-help,terminal-warning-level,またはterminal-command-literalパラメータのどれか一つでも設定がある場合,そのユーザはコンフィグレーションのterminal-warning-levelパラメータの設定値(設定内容または省略時の初期値)で動作します。
- コンフィグレーションコマンドloginの設定値で動作しているユーザでも,ログイン後に本コマンドを実行すれば,該当するセッションでだけ一時的に動作を変更できます。
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