解説書 Vol.1
経路削除保留機能は,ルーティングプロトコルが無効にした経路を,ルーティングテーブルから一定時間削除しないようにすることで,新しく代替経路が生成されるまでの間,既存経路によってフォワーディングを維持する機能です。
経路削除保留機能の適用例を次の図に示します。
図9-1 経路削除保留機能の適用例
上図で優先ルータと外部ASルータA間のピア切断によって,本装置のBGP4経路は非優先ルータから再学習するまでの間,一時的に無効となりますが,経路削除保留機能を適用しているためルーティングテーブルからは経路情報が削除されず,下記の経路でパケットフォワーディングが維持されます。
- [優先ルータ→非優先ルータ→外部ASルータB]
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