解説書 Vol.1
- <この項の構成>
- (1) フラグメントパケットをフロー検出する場合の注意事項
- (2) BFDパケットをフロー検出する場合の注意事項【OP-BFD】
(1) フラグメントパケットをフロー検出する場合の注意事項
2番目以降のフラグメントパケットを4層(TCP,UDP,ICMP,IGMP)のフロー検出条件でフィルタリングを実施した場合,2番目以降のフラグメントパケットはレイヤ4ヘッダがパケット内にないため,同じフロー検出条件で検出できません。フラグメントパケットを含めたフィルタリングを実施する場合は,フロー検出条件に3層ヘッダ条件を指定するようにしてください。
なお,先頭フラグメントパケットを中継した場合,2番目以降のフラグメントパケットを常に中継します。
(2) BFDパケットをフロー検出する場合の注意事項【OP-BFD】
本装置から送信,または本装置で受信するBFDパケットは,フローフィルタ情報で検出できません。ただし,BFDセッション確立フェーズで送受信されるネゴシエーションパケットについてはフロー検出できます。
BFDセッション確立フェーズで送受信されるネゴシエーションパケットは,デフォルトのDSCP値EF(46)で送信します。そのため,DSCP値EF(46)をフロー検出条件とした出力側フローフィルタ情報が設定されていた場合,設定された動作に従います。
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