解説書 Vol.1

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5.2.1 OC-192c/STM-64 POS

OC-192c/STM-64 POSの光ファイバを使用したインタフェースについて説明します。

<この項の構成>
(1) 接続仕様
(2) フレームフォーマット
(3) フレームフォーマットの詳細情報
(4) クロック
(5) CRC長
(6) スクランブル
(7) 動作モード
(8) OC-192c/STM-64 POS接続時の注意事項

(1) 接続仕様

本装置の物理仕様については,マニュアル「ハードウェア取扱説明書」を参照してください。

(2) フレームフォーマット

フレームフォーマットを次の図に示します。

図5-2 フレームフォーマット

[図データ]

(3) フレームフォーマットの詳細情報

SONET/SDH装置との接続の際は,フレームフォーマットの詳細情報を確認の上設定してください。

表5-1 フレームフォーマットの詳細情報

項目 バイト名称 SONET/SDH(Telecordia /ITU-T)規格 本装置
仕様 デフォルト値
パスシグナルラベル(16進数) 送信値 C2 16 or CF スクランブル
有効:16
スクランブル
無効:CF
16
P-PLM障害検出 検出する 検出する 検出する
パスステータス P-ERDI転送(3bitモード) G1 1 or 3bitモード 1 or 3bitモード 1bitモード
P-RDI転送(1bitモード)
セクショントレース 送信メッセージトレースモード J0,Z0 1オクテット or 16オクテット or C1バイト 1オクテット or C1バイト 1オクテット
1オクテット(16進数) J0 任意の値 00〜FF J0:01
Z0:CC
Z0 CC CC
C1バイト(16進数) J0 01 01
Z0 02,03・・・C0 02,03・・・C0
受信メッセージトレースモード J0 規定なし 1オクテット or C1バイト 1オクテット
パストレース 送信メッセージトレースモード J1 1オクテット or 16オクテット or 64オクテット 1オクテット 1オクテット
1オクテット(16進数) 任意の値 00 00
受信メッセージトレースモード 規定なし 1オクテット 1オクテット
H1ポインタ内のSSビット(2進数) H1 10 00 or 10 10

注※ Z0バイトにそれぞれ02から01ずつ加算し,C0までの値が入ります。


(4) クロック

本装置では,独立同期および従属同期をサポートしています。

独立同期はWDM(Wavelength Division Multiplexing)装置および,ルータまたはスイッチと接続する場合に指定します。

従属同期は網同期で接続する場合に指定します。なお,従属同期での接続は以下の入力周波数精度の装置としてください。

本装置のデフォルト値は独立同期です。

(5) CRC長

本装置では,32ビットだけサポートしています。相手装置と設定を合わせてください。

(6) スクランブル

スクランブルは,生成多項式:x43+1に従い行われます。スクランブルの対象範囲は,フラグを含むペイロード部分です。ペイロード以外のオーバヘッド部分はスクランブルされません。本装置では,有効または無効を指定できます。その際のC2バイト(パスシグナルラベル)の値は次の表に示すとおりです。本装置のデフォルト値は有効です。相手装置と設定を合わせてください。

表5-2 C2バイトの値

スクランブル C2バイト(16進数)
有効 16
無効 CF

(7) 動作モード

本装置では,SONETおよびSDHをサポートしています。動作モードを次の表に示します。本装置のデフォルト値はSONETです。相手装置と設定を合わせてください。

表5-3 動作モード

項目 動作モード
SONET SDH
L-AIS/L-RDI保護段数 5回 3回
H1ポインタ内のSSビット(2進数) 00 10

(8) OC-192c/STM-64 POS接続時の注意事項

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