解説書 Vol.1

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4.5 本装置のMACアドレス

<この節の構成>
(1) 装置MACアドレス
(2) 装置MACアドレスを使用する機能
(3) 装置MACアドレス使用時の注意事項

(1) 装置MACアドレス

本装置は,装置を識別するMACアドレスを一つ持ちます。このMACアドレスのことを装置MACアドレスと呼びます。装置MACアドレスは,レイヤ3インタフェースのMACアドレスやリンクアグリゲーションなどのプロトコルの装置識別子として使用します。

装置MACアドレスは,コンフィグレーションコマンドlocal-mac-addressによって指定できます。コンフィグレーションコマンドで指定しない場合は,RMイーサネットのMACアドレスを使用します。

(2) 装置MACアドレスを使用する機能

装置MACアドレスを使用する機能を次の表に示します。

表4-25 装置MACアドレスを使用する機能

機能 用途
リンクアグリゲーション レイヤ3インタフェースのMACアドレス
リンクアグリゲーションのLACP 装置識別子
LLDP 装置識別子
OADP 装置識別子
IEEE802.3ah/UDLD 装置識別子

(3) 装置MACアドレス使用時の注意事項

(a) コンフィグレーションコマンドlocal-mac-address変更時の注意事項

装置MACアドレスはコンフィグレーションコマンドlocal-mac-addressの設定,変更および削除によって値を変更できます。装置MACアドレスの変更の際,そのアドレスを使用する機能では,次の点に注意してください。

(b) 二重化系切替時の注意事項【AX7800R】

コンフィグレーションコマンドlocal-mac-addressを設定していない場合,運用系BCUのRMイーサネットのMACアドレスを使用します。そのため,二重化系切替によって装置MACアドレスが,系切替後の運用系BCUのRMイーサネットのMACアドレスに変更になります。

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