メッセージ・ログレファレンス
イベント発生部位=CPの装置関連の障害およびイベント情報を次の表に示します。
表3-7 イベント発生部位=CPの装置関連の障害およびイベント情報
項番 イベント
レベルイベント
発生部位メッセージ
識別子付加情報
上位4桁メッセージテキスト 内容 1 E3 CP 01500013 1132 Invalid message received from CP. CPより無効なメッセージを受信しました。
[対応]
ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。2 E3 CP 01500014
120000141132 Failed in sending the message to CP. CPへのメッセージの送信に失敗しました。
[対応]
ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。3 E3 CP 01500015 1132 Failed in receiving the message from CP. CPからのメッセージの受信に失敗しました。
[対応]
ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。4 E3 CP 01500205 1132 Invalid interrupt received from CP. CPより無効な割り込みを受信しました。
[対応]
ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。5 E3 CP 01500312 1130 CP stopped because standby CSW not ready. 待機系BCUのCSWが使用できないため,運用系CPを停止しました。本メッセージはCSWモードがdouble_fixedモードまたはdouble1_fixedモードの場合に待機系障害が発生したときに表示されます。
[対応]
待機系BCUの運用状態を確認してください。
- 待機系BCU立ち上げ中状態であれば,立ち上がるまで待ってください。
- ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。
- double_fixedモードまたはdouble1_fixedモードの必要がなければ,set modeコマンドにより転送モードを変更することで,single運用でパケット転送を再開できます。
6 E3 CP 01a00013 1132 Invalid message received from CP. CPより無効なメッセージを受信しました。
[対応]
ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。7 E3 CP 01a00014 1132 Failed in sending the message to CP. CPへのメッセージの送信に失敗しました。
[対応]
ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。8 E3 CP 01a00015 1132 Failed in receiving the message to CP. CPからのメッセージの受信に失敗しました。
[対応]
ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。9 E3 CP 0d000014 1132 Failed in sending the message to CP. CPへのメッセージの送信に失敗しました。
[対応]
ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。10 E3 CP 80000005 1133 Failed in copying CP software to the flash memory. CPソフトウェアのCPフラッシュメモリへのコピーに失敗しました。
[対応]
次回CP起動に時間がかかりますが,運用には影響ありません。
このログが頻繁に出力される場合,該当BCUボードを交換してください。
BCUボードの交換方法については,「運用ガイド 9.3 障害が発生したボードの交換」を参照してください。11 E3 CP a4000000 1132 Failed the policy configuration in setting or changing. Policyコンフィグレーションの設定または変更が失敗しました。
[対応]
- コンフィグレーション設定中にメッセージが出力された場合,ポリシー定義を削除後,再度定義し直してください。
- ポリシールーティング機能の出力先インタフェースに該当するPRUを閉塞状態にした際,メッセージが出力されることがありますが,その場合,対応の必要はありません。
- ポリシールーティング機能の出力先インタフェースに該当するPRUの障害が発生した際,メッセージが出力されることがありますが,その場合,PRUの障害メッセージに対応した処置を行ってください。
- 1を実施した後もメッセージが出力される場合は,CPとPRUのダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。CPダンプおよびログ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照およびオンラインにてdump cpおよびdump pruの各コマンドを入力し採取してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
12 E3 CP a4000001 1132 Failed in setting of the flow list.<List No.> of configuration. フローリスト<List No.>のコンフィグレーションの反映に失敗しました。
[対応]
収容条件を確認してください。収容条件を超えている場合,反映に失敗したフローリスト<List No.>を削除してください。超えていない場合は,反映に失敗したフローリスト<List No.>が定義してあるフローフィルタ情報またはフローQoS情報を削除して,もう一度設定し直してください。13 E3 CP a4000002 1132 The number of UPC entries of Flow Qos exceeded the maximum number. Flow qos のUPCエントリ数が最大数を超えました。
[対応]
収容条件を確認してください。収容条件を超えている場合,不要なフロー情報を削除してください。超えていない場合は,削除してもう一度設定し直してください。14 E3 CP a4000003 1132 Failed the policy configuration in setting or changing due to the insufficient memory capacity of CP. メモリ不足のため,Policyコンフィグレーションの設定または変更が失敗しました。
[対応]
- CPダンプとshow tech-supportコマンドで収集した情報を保守員に渡してください。CPダンプの収集方法はオンラインにてdump cpコマンドを入力し採取してください。show tech-supportコマンドについては,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員はCPダンプおよびshow tech-supportコマンドで収集した情報を支援部署に送付してください。
15 E3 CP a4000004 1132 Failed the port-mirroring configuration in setting or changing. Port-mirroringコンフィグレーションの設定または変更が失敗しました。
[対応]
- ポートミラーリング定義を削除後,再度定義し直してください。
- 1で現象が解消されない場合は,該当するポートミラーリング定義を削除後,再度定義し直してください。
- 2でも現象が解消されない場合は,CPダンプとshow tech-supportコマンドで収集した情報を保守員に渡してください。CPダンプの収集方法はオンラインにてdump cpコマンドを入力し採取してください。show tech-supportコマンドについては,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員はCPダンプおよびshow tech-supportコマンドで収集した情報を支援部署に送付してください。
16 E3 CP a4000005 1132 Started the modification of flow qos priority by legacy shaper mode change. QoSキューリスト情報のレガシーシェーパモード変更によるフローQoS情報の出力優先度のハードウェアへの再設定を開始しました。
[対応]
- 反映中は,ポリシングの帯域に揺らぎが発生し,期待するキューイングが行われない場合があります。該当する物理回線のトラフィックを低減することをお勧めします。
- フローリスト数に応じて反映に時間が掛かります。終了のメッセージまでお待ちください。
17 E3 CP a4000006 1132 Completed the modification of flow qos priority by legacy shaper mode change. QoSキューリスト情報のレガシーシェーパモード変更によるフローQoS情報の出力優先度のハードウェアへの再設定が終了しました。
[対応]
なし。18 E3 CP a4000007 1132 Failed the modification of flow qos priority by legacy shaper mode change. QoSキューリスト情報のレガシーシェーパモード変更によるフローQoS情報の出力優先度のハードウェアへの再設定に失敗しました。
[対応]
- レガシーシェーパモードを元に戻し,再度レガシーシェーパモードの変更を実施してください。
- 変更できない場合,CPダンプ,PRUダンプ,コンフィグレーションおよびログ情報を収集し,保守員に渡してください。PRUダンプはレガシーシェーパモードを変更した物理回線を収容するPRUのものを採取してください。CPダンプ,PRUダンプ,コンフィグレーションおよびログ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照およびオンラインにてdump cpおよびdump pruの各コマンドを入力し採取してください。
19 E3 CP a4000016 1132 Failed the policy_mpls configuration in setting or changing due to the insufficient memory capacity of CP. メモリ不足のため,flow filterコンフィグレーションのMPLSポリシールーティング機能の設定または変更に失敗しました。
[対応]
- CPダンプとshow tech-supportコマンドで収集した情報を保守員に渡してください。CPダンプの収集方法はオンラインにてdump cpコマンドを入力し採取してください。show tech-supportコマンドについては,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員はCPダンプおよびshow tech-supportコマンドで収集した情報を支援部署に送付してください。
20 E3 CP a4000017 1132 Failed in update of the sending and receiving control function of hardware about the mirroring port. ミラーリングポートの送受信抑止機能がハードウェアに反映されませんでした。
[対応]
- 該当するポートミラーリングの送受信抑止定義を削除後,再度定義し直してください。
- 1で現象が解消されない場合は,該当するポートミラーリング定義を削除後,再度定義し直してください。
- 2でも現象が解消されない場合は,CPダンプとshow tech-supportコマンドで収集した情報を保守員に渡してください。CPダンプの収集方法はオンラインにてdump cpコマンドを入力し採取してください。show tech-supportコマンドについては,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員はCPダンプおよびshow tech-supportコマンドで収集した情報を支援部署に送付してください。
21 E3 CP d0002001 1132 The number of QoS entries used with NetFlow exceeded the maximum number. NetFlowで使用しているQoSエントリ数とQoSで使用しているエントリ数の合計が最大数を超えました。NetFlow統計を停止します。
[対応]
収容条件を確認してください。収容条件を超えている場合,NetFlowで使用しているQoSエントリ数かQoSで使用しているエントリ数を減らしてください。収容条件については,AX7800Rの場合には「解説書 Vol.1 3.2.1(12)(d) NetFlow統計のエントリ数」,AX7700Rの場合には「解説書 Vol.1 3.2.2(11)(d) NetFlow統計のエントリ数」を参照してください。22 E4 CP 80000003 1132 Congestion detected on CP. CPソフトウェアで処理するパケットの輻輳を検出しました。ネットワークの負荷がCPの処理能力を超えたために,パケット廃棄が頻発しています。
[対応]
- CPが輻輳から回復しない場合,または現象が頻発する場合はネットワーク構成を見直してください。輻輳によって廃棄の発生しているキューの詳細情報は,「運用コマンドレファレンス Vol.2 show qos queueing」で参照できます。
- ネットワーク構成に問題がない場合は,CPダンプ・PRUダンプ・イベントダンプ・コンフィグレーションおよびログ情報を収集し,保守員に渡してください。採取方法は,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。イベントダンプの採取契機については「運用ガイド 表8-6 イベントダンプ採取イベント一覧」を参照してください。
- CPダンプ・PRUダンプは,オンラインでそれぞれdump cpコマンド・dump pruコマンドを入力し採取してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
23 E4 CP 80000004 1132 CP recovered from congestion. CPソフトウェアのパケット処理が輻輳から回復しました。
[対応]
なし。24 E8 CP 01500003
015000041131 CP restarted due to its software failure detected. 初期化中にCPソフトウェア障害(MD読み込みエラー)が発生しました。CPを復旧します。
[対応]
- ダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。ダンプ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
- BCUボードを交換して再起動してください。
25 E8 CP 01500012 1130 CP restarted due to the health check error detected. RMからCPへの動作確認に失敗しました。CPを復旧します。
[対応]
- ダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。ダンプ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
26 E8 CP 01500012
01500016
015002001132 CP restarted due to its software failure detected. 初期化中にCPソフトウェア障害(ソフトウェア書き込みエラー)が発生しました。CPを復旧します。
[対応]
- ダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。ダンプ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
27 E8 CP 01500210 1130 CP restarted due to its hardware failure detected. BCUハードウェア障害が発生しました。CPを復旧します。
[対応]
- ダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。ダンプ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
- BCUボードを交換して再起動してください。
28 E8 CP 01500211 1130 CP restarted due to its hardware failure detected. 初期化時の自己診断中にBCUハードウェア障害が発生しました。CPを復旧します。
[対応]
- ダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。ダンプ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
- BCUボードを交換して再起動してください。
29 E8 CP 01500301 1132 CP restarted,but not recovered from software failure. CPソフトウェア障害からの復旧に失敗したため,CPを停止しました。
[対応]
- ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。
- ダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。ダンプ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
30 E8 CP 01500302 1132 CP restarted, but not recovered from hardware failure. CPハードウェア障害からの復旧に失敗したため,CPを停止しました。
[対応]
- ログを確認し,他の障害が発生している場合はそのメッセージに対応した処置を行ってください。
- ダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。ダンプ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
31 E8 CP 01500311
120003111130 CP restarted due to timeout of message detected. 制御用メッセージの受信タイムアウトが発生したため,CPは再起動します。
[対応]
- ダンプおよびログ情報を保守員に渡してください。ダンプ情報の収集方法については,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。この障害に該当するダンプ情報が存在しない場合は,ログ情報だけ渡してください。
- 保守員は上記ダンプおよびログ情報を支援部署に送付してください。
32 E8 CP 80000001 1131 CP software restarted due to its failure. CPソフトウェア障害を検出しました。
[対応]
- CPダンプ,ログ情報,コンフィグレーションファイル,show tech-supportコマンドで収集した情報を保守員に渡してください。採取方法は,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は収集した情報を支援部署に送付してください。
33 E8 CP 80000001 1132 CP software restarted due to its failure. CPソフトウェア障害を検出しました。
[対応]
- CPダンプ,ログ情報,コンフィグレーションファイル,show tech-supportコマンドで収集した情報を保守員に渡してください。採取方法は,「運用ガイド 9.2 保守情報のファイル転送」を参照してください。
- 保守員は収集した情報を支援部署に送付してください。
34 R8 CP 01500014 1130 CP initialized. CPの初期化が完了しました。
[対応]
なし。35 R8 CP 01500303 1130 CP event initialized as a result of changing this router from active to standby. このシステムは運用系から待機系に系切替したため,過去のCP管理情報を初期化しました(待機系でだけ表示)。
[対応]
なし。
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