ハードウェア取扱説明書

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3.2 インタフェースケーブルの詳細

本装置に使用するインタフェースケーブルの詳細を説明します。

ケーブルの購入,また本装置をネットワークに接続する場合に参照してください。


NOTE
光ファイバケーブルは,装置を保守する時に必要な分の長さ(3m)を予め考慮して準備し,余長のケーブルは装置の近くに束ねて巻いておいてください。また,光ファイバケーブルと他のインタフェースケーブルが混在する場合,光ファイバケーブルに無理な力が加わらないようにしてください。


NOTE
光ファイバケーブルは,予備として現用ケーブル以外に数本準備してください。

<この節の構成>
(1) 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm,LC2芯コネクタ)
(2) 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm,LC2芯コネクタ)
(3) 1000BASE−LX/1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)
(4) 1000BASE−LH 用シングルモード(DSF)光ファイバケーブル(コア径8μm,LC2 芯コネクタ)
(5) 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm,SC2芯コネクタ)
(6) 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm,SC2芯コネクタ)
(7) 1000BASE−LX/1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,SC2芯コネクタ)
(8) 1000BASE−LH用シングルモード(DSF)光ファイバケーブル(コア径8μm,SC2芯コネクタ)
(9) 10GBASE−ER/10GBASE−EW用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,SC2芯コネクタ)
(10) 10GBASE−LW用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,SC2芯コネクタ)
(11) 10GBASE−SR用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm,LC2芯コネクタ)
(12) 10GBASE−SR用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm,LC2芯コネクタ)
(13) 10GBASE−ER用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)
(14) 10GBASE−LR用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)
(15) 10GBASE−ZR用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)
(16) OC−192c POS用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,SC2芯コネクタ)
(17) OC−48c POS用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)
(18) 10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−Tインタフェースケーブル(CAT.5E,RJ45コネクタ)

(1) 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm,LC2芯コネクタ)

1000BASE−SX(SFP−SX)および1000BASE−LX(SFP−LX)の接続に使用します。

1000BASE−SXおよび1000BASE−LXとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

1000BASE−SXの場合,コア/クラッド径が50/125μm,400MHz・km(波長850nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は500mです。

1000BASE−LXの場合,コア/クラッド径が50/125μm,500MHz・km(波長1300nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は550mです。

図3-2 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm)の概略図」に概略図を,「表3-1 光インタフェースの仕様(1000BASE−SX)」,「表3-2 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(マルチモード)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-2 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm)の概略図

[図データ]

表3-1 光インタフェースの仕様(1000BASE−SX)

項目 仕様
発光中心波長 0.770 〜 0.860 μm
光送信電力(平均値) −9.5 〜 0 dBm
光受信電力(平均値) −17.0 〜 0 dBm
光伝送損失(最大値) 7.5 dB

表3-2 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(マルチモード)

項目 仕様
発光中心波長 1.270 〜 1.355 μm
光送信電力(平均値) −11.5 〜 −3.0 dBm
光受信電力(平均値) −19.0 〜 −3.0 dBm
光伝送損失(最大値) 7.5 dB

(注1):1000BASE−LXでマルチモード光ファイバを使用する場合,光ファイバによってはBER(ビット・エラー・レート)が上昇することがあります。このような場合には,モード・コンディショニング・パッチコードを使用することで,問題なく通信することができます。


(2) 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm,LC2芯コネクタ)

1000BASE−SX(SFP−SX)および1000BASE−LX(SFP−LX)の接続に使用します。

1000BASE−SXおよび1000BASE−LXとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

1000BASE−SXの場合,コア/クラッド径が62.5/125μm,200MHz・km(波長850nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は275mです。

1000BASE−LXの場合,コア/クラッド径が62.5/125μm,500MHz・km(波長1300nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は550mです。

図3-3 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm)の概略図」に概略図を,「表3-3 光インタフェースの仕様(1000BASE−SX)」,「表3-4 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(マルチモード)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-3 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm)の概略図

[図データ]

表3-3 光インタフェースの仕様(1000BASE−SX)

項目 仕様
発光中心波長 0.770 〜 0.860 μm
光送信電力(平均値) −9.5 〜 0 dBm
光受信電力(平均値) −17.0 〜 0 dBm
光伝送損失(最大値) 7.5 dB

表3-4 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(マルチモード)

項目 仕様
発光中心波長 1.270 〜 1.355 μm
光送信電力(平均値) −11.5 〜 −3.0 dBm
光受信電力(平均値) −19.0 〜 −3.0 dBm
光伝送損失(最大値) 7.5 dB

(注1):1000BASE−LXでマルチモード光ファイバを使用する場合,光ファイバによってはBER(ビット・エラー・レート)が上昇することがあります。このような場合には,モード・コンディショニング・パッチコードを使用することで,問題なく通信することができます。


(3) 1000BASE−LX/1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)

1000BASE−LX(SFP−LX)および1000BASE−LH(SFP−LH)の接続に使用します。

1000BASE−LXおよび1000BASE−LHとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

1000BASE−LXの場合,コア/クラッド径が10/125μm(波長1310nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は5kmです。

1000BASE−LHの場合,コア/クラッド径が10/125μm(波長1550nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は70kmです。

図3-4 1000BASE−LX/1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-5 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(シングルモード)」,「表3-6 光インタフェースの仕様(1000BASE−LH)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-4 1000BASE−LX/1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-5 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(シングルモード)

項目 仕様
発光中心波長 1.270 〜 1.355 μm
光送信電力(平均値) −11.0 〜 −3.0 dBm
光受信電力(平均値) −19.0 〜 −3.0 dBm
光伝送損失(最大値) 8.0 dB

表3-6 光インタフェースの仕様(1000BASE−LH)

項目 仕様
発光中心波長 1.540〜1.570 μm
光送信電力(平均値) 0 〜 +5.0 dBm
光受信電力(平均値) −22.0 〜 0 dBm
光伝送損失(最大値) 22 dB(注1)

(注1):光伝送損失が5.0dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

光アッテネータの推奨型名


(4) 1000BASE−LH 用シングルモード(DSF)光ファイバケーブル(コア径8μm,LC2 芯コネクタ)

1000BASE−LH(SFP−LH)との接続に使用します。

1000BASE−LHとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

1000BASE−LHの場合,コア/クラッド径が8/125μm(波長1550nm)の光ファイバを使用したときの装置間最大伝送距離は70kmです。

図3-5 1000BASE−LHシングルモード光ファイバケーブル(コア径8μm)の概略図」に概略図を,「表3-7 光インタフェースの仕様(1000BASE−LH)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-5 1000BASE−LHシングルモード光ファイバケーブル(コア径8μm)の概略図

[図データ]

表3-7 光インタフェースの仕様(1000BASE−LH)

項目 仕様
発光中心波長 1.540〜1.570 μm
光送信電力(平均値) 0 〜 +5.0 dBm
光受信電力(平均値) −22.0 〜 0 dBm
光伝送損失(最大値) 22 dB(注1)

(注1):光伝送損失が5.0dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

光アッテネータの推奨型名


(5) 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm,SC2芯コネクタ)

1000BASE−SX(GBIC−SX)および1000BASE−LX(GBIC−LX)の接続に使用します。

1000BASE−SXおよび1000BASE−LXとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

1000BASE−SXの場合,コア/クラッド径が50/125μm,400MHz・km(波長850nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は500mです。

1000BASE−LXの場合,コア/クラッド径が50/125μm,500MHz・km(波長1300nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は550mです。

図3-6 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm)の概略図」に概略図を,「表3-8 光インタフェースの仕様(1000BASE−SX)」,「表3-9 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(マルチモード)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-6 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm)の概略図

[図データ]

表3-8 光インタフェースの仕様(1000BASE−SX)

項目 仕様
発光中心波長 0.770〜0.860μm
光送信電力(平均値) −9.5〜0dBm
光受信電力(平均値) −17.0〜0dBm
光伝送損失(最大値) 7.5dB

表3-9 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(マルチモード)

項目 仕様
発光中心波長 1.270〜1.355μm
光送信電力(平均値) −11.5〜−3.0dBm
光受信電力(平均値) −19.0〜−3.0dBm
光伝送損失(最大値) 7.5dB

(注1):1000BASE−LXでマルチモード光ファイバを使用する場合,光ファイバによってはBER(ビット・エラー・レート)が上昇することがあります。このような場合には,モード・コンディショニング・パッチコードを使用することで,問題なく通信することができます。


(6) 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm,SC2芯コネクタ)

1000BASE−SX(GBIC−SX)および1000BASE−LX(GBIC−LX)の接続に使用します。

1000BASE−SXおよび1000BASE−LXとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

1000BASE−SXの場合,コア/クラッド径が62.5/125μm,200MHz・km(波長850nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は275mです。

1000BASE−LXの場合,コア/クラッド径が62.5/125μm,500MHz・km(波長1300nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は550mです。

図3-7 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm)の概略図」に概略図を,「表3-10 光インタフェースの仕様(1000BASE−SX)」,「表3-11 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(マルチモード)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-7 1000BASE−SX/1000BASE−LX用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm)の概略図

[図データ]

表3-10 光インタフェースの仕様(1000BASE−SX)

項目 仕様
発光中心波長 0.770〜0.860μm
光送信電力(平均値) −9.5〜0dBm
光受信電力(平均値) −17.0〜0dBm
光伝送損失(最大値) 7.5dB

表3-11 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(マルチモード)

項目 仕様
発光中心波長 1.270〜1.355μm
光送信電力(平均値) −11.5〜−3.0dBm
光受信電力(平均値) −19.0〜−3.0dBm
光伝送損失(最大値) 7.5dB

(注1):1000BASE−LXでマルチモード光ファイバを使用する場合,光ファイバによってはBER(ビット・エラー・レート)が上昇することがあります。このような場合には,モード・コンディショニング・パッチコードを使用することで,問題なく通信することができます。


(7) 1000BASE−LX/1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,SC2芯コネクタ)

1000BASE−LX(GBIC−LX)および1000BASE−LH(GBIC−LH)との接続に使用します。

1000BASE−LXおよび1000BASE−LHとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

1000BASE−LXの場合,コア/クラッド径が10/125μm(波長1310nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は5kmです。

1000BASE−LHの場合,コア/クラッド径が10/125μm(波長1550nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は70kmです。

図3-8 1000BASE−LX/1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-12 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(シングルモード)」,「表3-13 光インタフェースの仕様(1000BASE−LH)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-8 1000BASE−LX/1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-12 光インタフェースの仕様(1000BASE−LX)(シングルモード)

項目 仕様
発光中心波長 1.270〜1.355μm
光送信電力(平均値) −11.0〜−3.0dBm
光受信電力(平均値) −19.0〜−3.0dBm
光伝送損失(最大値) 8.0dB

表3-13 光インタフェースの仕様(1000BASE−LH)

項目 仕様
発光中心波長 1.540〜1.570μm
光送信電力(平均値) 0〜+4.0dBm
光受信電力(平均値) −24.0〜−1.0dBm
光伝送損失(最大値) 24.0dB(注1)

(注1):光伝送損失が2.0dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

  光アッテネータの推奨型名
 ・メーカ:三和電気工業
 ・型名 :SCASA10(10dB損失)

(8) 1000BASE−LH用シングルモード(DSF)光ファイバケーブル(コア径8μm,SC2芯コネクタ)

1000BASE−LH(GBIC−LH)との接続に使用します。

1000BASE−LHとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

コア/クラッド径が8/125μm(波長1550nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は70kmです。

図3-9 1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径8μm)の概略図」に概略図を,「表3-14 光インタフェースの仕様(1000BASE−LH)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-9 1000BASE−LH用シングルモード光ファイバケーブル(コア径8μm)の概略図

[図データ]

表3-14 光インタフェースの仕様(1000BASE−LH)

項目 仕様
発光中心波長 1.540〜1.570μm
光送信電力(平均値) 0〜+4.0dBm
光受信電力(平均値) −24.0〜−1.0dBm
光伝送損失(最大値) 24.0dB(注1)

(注1):光伝送損失が2.0dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

  光アッテネータの推奨型名
 ・メーカ:三和電気工業
 ・型名 :SCASA10(10dB損失)

(9) 10GBASE−ER/10GBASE−EW用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,SC2芯コネクタ)

10GBASE−ERおよび10GBASE−EWとの接続に使用します。

10GBASE−ERおよび10GBASE−EWとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

コア/クラッド径が10/125μm(波長1550nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は40kmです。

図3-10 10GBASE−ER/10GBASE−EW用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-15 光インタフェースの仕様(10GBASE−ER/10GBASE−EW)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-10 10GBASE−ER/10GBASE−EW用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-15 光インタフェースの仕様(10GBASE−ER/10GBASE−EW)

項目 仕様
発光中心波長 1.530〜1.565μm
光送信電力(平均値) −4.7〜+4.0dBm
光受信電力(平均値) −15.8〜−1.0dBm
光伝送損失(最大値) 11.1dB(注1)
分散耐力 728ps/nm

(注1) 光送受信間の光伝送損失は最低5dB必要です。5dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

  光アッテネータの推奨型名
 ・メーカ:ヒロセ電機
 ・型名 :HSC−AT11K−A05(5dB損失)


NOTE
表3-15 光インタフェースの仕様(10GBASE−ER/10GBASE−EW)」で示す数値は,IEEE802.3aeに準拠しています。

本ケーブルはパッチコードとして使用します。「図3-11 接続例」に本ケーブルを使用して接続する場合の例を示します。

図3-11 接続例

[図データ]


NOTE
図3-11 接続例」で示す既設の回線にも,お客様で準備していただいた回線を使用してください。

また,「図3-11 接続例」のa−b間で必要な光伝送損失および分散の値を「表3-16 本ケーブルの接続に必要な条件」に示します。

ネットワーク構築の際には使用する回線の条件をご確認ください。

表3-16 本ケーブルの接続に必要な条件

項目 伝送距離 備考
30kmの場合 40kmの場合
光伝送損失 11dB以下 11dB以下 ケーブル損失,コネクタ損失,接合損失を含みます
分散 546ps/nm以下 728ps/nm以下  

NOTE
図3-11 接続例」のa−b間には,以下の規格に準拠したシングルモード光ファイバケーブルを推奨します。
IEC60793−2 TypeB1.1,IEC60793−2 TypeB1.3,ITU−T G.652.B,またはITU−T G.652.C

(10) 10GBASE−LW用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,SC2芯コネクタ)

10GBASE−LWとの接続に使用します。

10GBASE−LWとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

コア/クラッド径が10/125μm(波長1300nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は10kmです。

図3-12 10GBASE−LW用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-17 光インタフェースの仕様(10GBASE−LW)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-12 10GBASE−LW用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-17 光インタフェースの仕様(10GBASE−LW)

項目 仕様
発光中心波長 1.26〜1.355μm
光送信電力(平均値) −8.2〜+0.5dBm
光受信電力(平均値) −14.4〜+0.5dBm
光伝送損失(最大値) 6.2dB

NOTE
表3-17 光インタフェースの仕様(10GBASE−LW)」で示す数値は,IEEE802.3aeに準拠しています。

(11) 10GBASE−SR用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm,LC2芯コネクタ)

10GBASE−SR(XFP−SR)の接続に使用します。

10GBASE−SRとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

コア/クラッド径が50/125μm,2,000MHz・km(波長850nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は300m,500MHz・km(波長850nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は82mです。

図3-13 10GBASE−SR用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm)の概略図」に概略図を,「表3-18 光インタフェースの仕様(10GBASE−SR)」,に光インタフェースの仕様を示します。

図3-13 10GBASE−SR用マルチモード光ファイバケーブル(コア径50μm)の概略図

[図データ]

表3-18 光インタフェースの仕様(10GBASE−SR)

項目 仕様
発光中心波長 0.840〜0.860μm
光送信電力(平均値) −7.3〜−1.0dBm
光受信電力(平均値) −9.9〜−1.0dBm
光伝送損失(最大値) 2.6dB

NOTE
表3-18 光インタフェースの仕様(10GBASE−SR)」で示す数値は,IEEE802.3aeに準拠しています。

(12) 10GBASE−SR用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm,LC2芯コネクタ)

10GBASE−SR(XFP−SR)の接続に使用します。

10GBASE−SRとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

コア/クラッド径が62.5/125μm,200MHz・km(波長850nm)の帯域の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は33mです。

図3-14 10GBASE−SR用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm)の概略図」に概略図を,「表3-19 光インタフェースの仕様(10GBASE−SR)」,に光インタフェースの仕様を示します。

図3-14 10GBASE−SR用マルチモード光ファイバケーブル(コア径62.5μm)の概略図

[図データ]

表3-19 光インタフェースの仕様(10GBASE−SR)

項目 仕様
発光中心波長 0.840〜0.860μm
光送信電力(平均値) −7.3〜−1.0dBm
光受信電力(平均値) −9.9〜−1.0dBm
光伝送損失(最大値) 2.6dB

NOTE
表3-19 光インタフェースの仕様(10GBASE−SR)」で示す数値は,IEEE802.3aeに準拠しています。

(13) 10GBASE−ER用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)

10GBASE−ER(XFP−ER)との接続に使用します。

10GBASE−ERとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

コア/クラッド径が10/125μm(波長1550nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は40kmです。

図3-15 10GBASE−ER用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-20 光インタフェースの仕様(10GBASE−ER)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-15 10GBASE−ER用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-20 光インタフェースの仕様(10GBASE−ER)

項目 仕様
発光中心波長 1.530〜1.565μm
光送信電力(平均値) −4.7〜+4.0dBm
光受信電力(平均値) −15.8〜−1.0dBm
光伝送損失(最大値) 11.1dB(注1)
分散耐力 728ps/nm

(注1) 光送受信間の光伝送損失は最低5dB必要です。5dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

  光アッテネータの推奨型名
 ・メーカ:精工技研
 ・型名 :FA125−05−HP(5dB損失)


NOTE
表3-20 光インタフェースの仕様(10GBASE−ER)」で示す数値は,IEEE802.3aeに準拠しています。

本ケーブルはパッチコードとして使用します。「図3-16 接続例」に本ケーブルを使用して接続する場合の例を示します。

図3-16 接続例

[図データ]


NOTE
図3-16 接続例」で示す既設の回線にも,お客様で準備していただいた回線を使用してください。

また,「図3-16 接続例」のa−b間で必要な光伝送損失および分散の値を「表3-21 本ケーブルの接続に必要な条件」に示します。

ネットワーク構築の際には使用する回線の条件をご確認ください。

表3-21 本ケーブルの接続に必要な条件

項目 伝送距離 備考
30kmの場合 40kmの場合
光伝送損失 11dB以下 11dB以下 ケーブル損失,コネクタ損失,接合損失を含みます
分散 546ps/nm以下 728ps/nm以下  

NOTE
図3-16 接続例」のa−b間には,以下の規格に準拠したシングルモード光ファイバケーブルを推奨します。
IEC60793−2 TypeB1.1,IEC60793−2 TypeB1.3,ITU−T G.652.B,またはITU−T G.652.C

(14) 10GBASE−LR用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)

10GBASE−LR(XFP−LR)との接続に使用します。

10GBASE−LRとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

コア/クラッド径が10/125μm(波長1310nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は10kmです。

図3-17 10GBASE−LR用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-22 光インタフェースの仕様(10GBASE−LR)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-17 10GBASE−LR用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-22 光インタフェースの仕様(10GBASE−LR)

項目 仕様
発光中心波長 1.26〜1.355μm
光送信電力(平均値) −8.2〜+0.5dBm
光受信電力(平均値) −14.4〜+0.5dBm
光伝送損失(最大値) 6.2dB

NOTE
表3-22 光インタフェースの仕様(10GBASE−LR)」で示す数値は,IEEE802.3aeに準拠しています。

(15) 10GBASE−ZR用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)

10GBASE−ZR(XFP−ZR)との接続に使用します。

10GBASE−ZRとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

コア/クラッド径が10/125μm(波長1550nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は80kmです。

図3-18 10GBASE−ZR用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-23 光インタフェースの仕様(10GBASE−ZR)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-18 10GBASE−ZR用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-23 光インタフェースの仕様(10GBASE−ZR)

項目 仕様
発光中心波長 1.530〜1.565μm
光送信電力(平均値) +0.5〜+4.0dBm
光受信電力(平均値) −24.0〜−7.0dBm
光伝送損失(最大値) 24.5dB(注1)

(注1):光送受信間の光伝送損失は最低15dB必要です。15dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

  光アッテネータの推奨型名
 ・メーカ:精工技研
 ・型名 :FA125−15−HP(15dB損失)

本ケーブルはパッチコードとして使用します。「図3-19 接続例」に本ケーブルを使用して接続する場合の例を示します。

図3-19 接続例

[図データ]


NOTE
図3-19 接続例」で示す既設の回線にも,お客様で準備していただいた回線を使用してください。


NOTE
図3-19 接続例」のa−b間には,以下の規格に準拠したシングルモード光ファイバケーブルを推奨します。
IEC60793−2 TypeB1.1,IEC60793−2 TypeB1.3,ITU−T G.652.B,またはITU−T G.652.C

(16) OC−192c POS用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,SC2芯コネクタ)

OC−192c POSインタフェースとの接続に使用します。

OC−192c POSインタフェースとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

ネットワークインタフェース機構NP192−1Sの場合,コア/クラッド径が10/125μm(波長1310nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は2kmです。

ネットワークインタフェース機構NP192−1S4の場合,コア/クラッド径が10/125μm(波長1550nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は40kmです。

図3-20 OC−192c POS用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-24 光インタフェースの仕様 (OC−192c POS (ネットワークインタフェース機構NP192−1S))」,「表3-25 光インタフェースの仕様 (OC−192c POS (ネットワークインタフェース機構NP192−1S4))」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-20 OC−192c POS用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-24 光インタフェースの仕様 (OC−192c POS (ネットワークインタフェース機構NP192−1S))

項目 仕様
発光中心波長 1.290〜1.330μm
光送信電力(平均値) −6.0〜−1.0dBm
光受信電力(平均値) −11.0〜−1.0dBm
光伝送損失(最大値) 5.0dB

表3-25 光インタフェースの仕様 (OC−192c POS (ネットワークインタフェース機構NP192−1S4))

項目 仕様
発光中心波長 1.530〜1.565μm
光送信電力(平均値) −1.0〜+2.0dBm
光受信電力(平均値) −14.0〜−1.0dBm
光伝送損失(最大値) 13.0dB(注1)

(注1):光送受信間の光伝送損失は最低3dB必要です。3dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

  光アッテネータの推奨型名
 ・メーカ:ヒロセ電機
 ・型名 :HSC−AT11K−A05(5dB損失)


NOTE
表3-24 光インタフェースの仕様 (OC−192c POS (ネットワークインタフェース機構NP192−1S))」,「表3-25 光インタフェースの仕様 (OC−192c POS (ネットワークインタフェース機構NP192−1S4))」で示す数値は,ITU−T G.691に準拠しています。

(17) OC−48c POS用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm,LC2芯コネクタ)

OC−48c POSインタフェース(SFP−P48SR,SFP−P48LR)との接続に使用します。

OC−48c POSインタフェースとの保守範囲の境界は,本装置側のコネクタとなります。

SFP−P48SRの場合,コア/クラッド径が10/125μm(波長1310nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は2kmです。

SFP−P48LRの場合,コア/クラッド径が10/125μm(波長1310nm)の光ファイバを使用した時の装置間最大伝送距離は40kmです。

図3-21 OC−48c POS用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図」に概略図を,「表3-26 光インタフェースの仕様(SFP−P48SR)」,「表3-27 光インタフェースの仕様(SFP−P48LR)」に光インタフェースの仕様を示します。

図3-21 OC−48c POS用シングルモード光ファイバケーブル(コア径10μm)の概略図

[図データ]

表3-26 光インタフェースの仕様(SFP−P48SR)

項目 仕様
発光中心波長 1.266〜1.360μm
光送信電力(平均値) −10.0〜−3.0dBm
光受信電力(平均値) −18.0〜−3.0dBm
光伝送損失(最大値) 8dB

表3-27 光インタフェースの仕様(SFP−P48LR)

項目 仕様
発光中心波長 1.280〜1.335μm
光送信電力(平均値) −2.0〜+3.0dBm
光受信電力(平均値) −27.0〜−9.0dBm
光伝送損失(最大値) 25dB(注1)

(注1):光送受信間の光伝送損失は最低12dB必要です。12dB以下の場合は,光アッテネータを使用して損失を調整してください。

  光アッテネータの推奨型名
 ・メーカ:精工技研
 ・型名 :FA125−15−HP(15dB損失)


NOTE
表3-26 光インタフェースの仕様(SFP−P48SR)」,「表3-27 光インタフェースの仕様(SFP−P48LR)」で示す数値は,ITU−T G.957に準拠しています。

(18) 10BASE−T/100BASE−TX/1000BASE−Tインタフェースケーブル(CAT.5E,RJ45コネクタ)

10BASE−T,100BASE−TX,および1000BASE−Tとの保守範囲の境界は本装置側のコネクタとなります。

1000BASE−Tとの接続にはエンハンストカテゴリ5以上のUTPインタフェースケーブルを用います。(100BASE−TXのみで使用する場合はカテゴリ5以上のUTPインタフェースケーブルを使用することができます。また,10BASE−Tのみで使用する場合はカテゴリ3以上のUTPインタフェースケーブルを使用することができます。)

本装置を10BASE−T,100BASE−TX,および1000BASE−Tに接続した時の最大伝送距離は100mです。

図3-22 ツイストペアケーブル(ストレートケーブル)の概略図」,「図3-23 ツイストペアケーブル(クロスケーブル)の概略図」に概略図を示します。

また,「表3-28 ネットワークインタフェース機構NE1G−12TA,NE1G−48T,NEMX−12のピン配置 (1000BASE−Tで使用する場合)」,「表3-29 ネットワークインタフェース機構NE1G−12TA,NE1G−48T,NEMX−12のピン配置 (10BASE−T/100BASE−TXで使用する場合)」にネットワークインタフェース機構NE1G−12TA,NE1G−48T,NEMX−12のピン配置を示します。

図3-22 ツイストペアケーブル(ストレートケーブル)の概略図

[図データ]

図3-23 ツイストペアケーブル(クロスケーブル)の概略図

[図データ]

表3-28 ネットワークインタフェース機構NE1G−12TA,NE1G−48T,NEMX−12のピン配置 (1000BASE−Tで使用する場合)

ピン番号 仕様
1 送受信A(+) (A)
2 送受信A(−) (a)
3 送受信B(+) (B)
4 送受信C(+) (C)
5 送受信C(−) (c)
6 送受信B(−) (b)
7 送受信D(+) (D)
8 送受信D(−) (d)

(注1) ツイストペア線であるため,上記ピンアサインで(A)と(a),(B)と(b),(C)と(c),(D)と(d)をペアにしてください。


表3-29 ネットワークインタフェース機構NE1G−12TA,NE1G−48T,NEMX−12のピン配置 (10BASE−T/100BASE−TXで使用する場合)

ピン番号 仕様
1 送信(+) (A)
2 送信(−) (a)
3 受信(+) (B)
4 未使用(注1) (C)
5 未使用(注1) (c)
6 受信(−) (b)
7 未使用(注1) (D)
8 未使用(注1) (d)

(注1) 100BASE−TX使用時,ボード内で終端していますので接続が必要です。

10BASE−T使用時は,接続/未接続どちらでも可能です。

(注2) ツイストペア線であるため,100BASE−TXで使用時,上記ピンアサインで(A)と(a),(B)と(b),(C)と(c),(D)と(d)をペアにしてください。10BASE−Tで使用時,上記ピンアサインで(A)と(a),(B)と(b)をペアにしてください。それ以外のピンはペアを気にせず接続,あるいは未接続,どちらでも構いません。


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