運用コマンドレファレンス Vol.2

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set mpls local-repair【OP-MPLS】

[機能]

Local Repair機能によりLSPの経路切り替えを実施します。

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[入力形式]

set mpls local-repair [-f] {<Ingress LSP ID> | <Core LSP ID>} {primary | secondary}

[パラメータ]

-f
確認メッセージを出力しないで経路切り替えを行います。

<Ingress LSP ID>
コマンド投入ノードがIngressノードの場合に指定します。経路切り替え対象となるLSPのLSP IDを指定してください。指定可能な値の範囲は1〜10000です。

<Core LSP ID>
コマンド投入ノードがCoreノードの場合に指定します。経路切り替え対象となるLSPのLSP IDを指定してください。指定可能な値の範囲は1〜10000です。

primary
primary LSPに切り替えます。

secondary
secondary LSPに切り替えます。

[実行例]

図8-22 コマンドによるLocal Repair機能の経路切り替え

> set mpls local-repair 100 primary 
local repair for lsp id 100 to primary OK? (y/n): y
>

[表示説明]

なし

[ユーザ通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表8-30 set mpls local-repairコマンド応答メッセージ

メッセージ内容 意味
MPLS is not active. MPLSプログラムが動作していません。MPLSの動作条件およびコンフィグレーションを確認してください。
MPLS is configured to be disabled. コンフィグレーション中でnoの設定がされています。コンフィグレーションを確認してください。
MPLS is suppressing. MPLSが終了処理中です。コンフィグレーションを確認してください。
No such LSP ID. 指定されたLSPIDは設定されていません。
Can't repair LSP because of route down. LSPの経路切り替えに失敗しました。切り替え先経路がdownしています。
Can't repair LSP because of disable. LSPの経路切り替えに失敗しました。指定されたLSP IDはコンフィグレーションで無効に設定されています。
Can't execute this command in standby BCU. 待機系BCUでこのコマンドは実行できません。
Connection failed to MPLS. MPLSプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再投入してください。頻発する場合は,restart mplsコマンド(「restart mpls【OP-MPLS】」参照)でMPLSプログラムを再起動してください。
Can't repair LSP. 切り替えに失敗しました。
Can't execute MPLS program is initializing. MPLSプログラムが初期設定処理中のためコマンドを受け付けられません。しばらくして再投入してください。

[注意事項]

set mpls local-repairコマンドによるLSPの経路切り替えに失敗する要因には以下の三つがあります。
  • 切り替え先Primary経路または切り替え先Secondary経路がdownしている場合
  • LSPがdisable状態の場合
  • Primary経路またはSecondary経路しか設定されていない場合

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