運用ガイド
通信障害の原因がイーサネット回線にあると考えられる場合は,NIF,Lineの各状態を以下に従い確認してください。
- <この項の構成>
- (1) NIFの状態確認
- (2) Lineの状態確認
(1) NIFの状態確認
show interfacesコマンドによりNIF状態を確認してください。次の表にNIF状態に対する対応を示します。
表8-7 NIF状態の確認および対応
項番 NIF状態 原因 対応 1 active 当該NIFは正常に動作中です。 「表8-8 Line状態の確認および対応」によりLineの状態を確認してください。 2 mismatch 実装されているNIFとLineコンフィグレーションが不一致です。 実装しているNIFが間違っていないか,またはLineのコンフィグレーションが間違っていないか確認してください。 当該NIFに以下が実装され,systemコンフィグレーションに16kインタフェースモードが設定されているため,コンフィグレーションが不一致となっています。
- NE1G-48T
左記のNIFを使用する場合はsystemコンフィグレーションのinterface_modeパラメータを8kインタフェースモードに設定してください。設定後,運用可能となります。インタフェースモードの設定方法については,「コンフィグレーションガイド 5.1.1 NE1G-48Tを実装する」を参照してください。または実装すべきNIFが間違っている場合はNIFを交換してください。 3 unused 当該NIFが実装されていません。 NIFボードを実装し,freeコマンドにより当該NIFを運用状態にしてください。 4 closed closeコマンドにより当該NIFが閉塞されています。 使用するNIFボードが実装され,本ソフトウェアバージョンでサポートされていることを確認の上,freeコマンドにより当該NIFを運用状態にしてください。 5 fault 当該NIFが障害となっています。 show loggingコマンドにより表示される当該Lineのログより,「メッセージ・ログレファレンス 3. 装置関連の障害およびイベント情報」の該当個所を参照し,記載されている[対応]に従って対応してください。 6 initialize 当該NIFが障害検出後の再起動中です。 同上 7 locked コンフィグレーションにより当該NIFが閉塞されています。 使用するNIFボードが実装されていることを確認の上,コンフィグレーションを設定して当該NIFを運用状態にしてください。
(2) Lineの状態確認
show interfacesコマンドによりLine状態を確認してください。次の表にLine状態に対する対応を示します。
表8-8 Line状態の確認および対応
項番 Line状態 原因 対応 1 active up 当該回線は正常に動作中です。 なし 2 active down 当該Lineに回線障害が発生しています。 show loggingコマンドにより表示される当該Lineのログより,「メッセージ・ログレファレンス 3. 装置関連の障害およびイベント情報」の該当個所を参照し,記載されている[対応]に従って対応してください。 3 unused 当該回線にLineコンフィグレーションが設定されていません。 使用する回線のLineコンフィグレーションを設定してください。 4 closed closeコマンドにより当該回線が閉塞されています。 使用する回線にケーブルが接続されていることを確認の上,freeコマンドにより当該Lineを運用状態にしてください。 5 test test interfacesコマンドにより,当該回線は回線テスト中です。 通信を再開する場合は,no test interfacesコマンドにより回線テストを停止してください。 6 fault 当該回線の回線部分のハードウェアが障害となっています。 show loggingコマンドにより表示される当該回線のログより,「メッセージ・ログレファレンス 3. 装置関連の障害およびイベント情報」の該当個所を参照し,記載されている[対応]に従って対応してください。 7 initialize 当該回線が障害検出後の再起動中です。 同上 8 locked コンフィグレーションにより当該回線が閉塞されています。 使用する回線にケーブルが接続されていることを確認の上,コンフィグレーションを設定して当該回線を運用状態にしてください。
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