コンフィグレーションガイド

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18.1.3 複数のコレクタ装置との接続設定例

<この項の構成>
(1) 設定内容の概要
(2) 構成図と設定条件
(3) コンフィグレーション例

(1) 設定内容の概要

バックアップのためにコレクタ装置を4台使用する場合の設定例を示します。

(2) 構成図と設定条件

[構成図]

図18-3 構成図

[図データ]

[設定条件]
  1. 中継装置と接続するインタフェースの回線速度を10Gイーサネットとします。
  2. IPアドレス192.1.1.12-15のコレクタ装置(4台)を使用します。
  3. 本装置のインタフェース1/2,3/1,5/1に流入するトラフィックをモニタして,その内容をコレクタ装置へ送付する設定を行います。次のサンプリング間隔を設定します。
    100Mイーサネット(200kpps)+1Gイーサネット(2Mpps)
     +10Gイーサネット(20Mpps)=22.2Mpps
    22.2Mpps÷3000[pps]×4[コレクタ数]=29600 <32768[サンプリング間隔]

(3) コンフィグレーション例

[コマンドによる設定]

<本装置>
 1    (config)# sflow yes
      [sflow]
 2    (config)# destination 192.1.1.12
      [sflow]
 3    (config)# destination 192.1.1.13
      [sflow]
 4    (config)# destination 192.1.1.14
      [sflow]
 5    (config)# destination 192.1.1.15
      [sflow]
 6    (config)# sample 32768
      [sflow]
 7    (config)# port 1/2
      [sflow port 1/2]
 8    (config)# exit
      [sflow]
 9    (config)# port 3/1
      [sflow port 3/1]
10    (config)# exit
      [sflow]
11    (config)# port 5/1
      [sflow port 5/1]
12    (config)# exit
      [sflow]
13    (config)# exit

表18-3 本装置のコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 sFlow統計を使用します。
sflowモードに移行します。
2 コレクタ装置のIPアドレスを192.1.1.12に指定します。
3 コレクタ装置のIPアドレスを192.1.1.13に指定します。
4 コレクタ装置のIPアドレスを192.1.1.14に指定します。
5 コレクタ装置のIPアドレスを192.1.1.15に指定します。
6 32768パケット毎にトラフィックをモニタします。
7,8 インタフェース1/2においてsFlow統計によるトラフィックモニタを行います。
9,10 インタフェース3/1においてsFlow統計によるトラフィックモニタを行います。
11,12 インタフェース5/1においてsFlow統計によるトラフィックモニタを行います。
13 sflowモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。

[コンフィグレーションの表示]

<本装置>
sflow yes 
  destination 192.1.1.12
  destination 192.1.1.13
  destination 192.1.1.14
  destination 192.1.1.15
  sample 32768
  port 1/2
  port 3/1
  port 5/1

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