コンフィグレーションガイド
Tag-VLANとIP-VPN連携は,イーサネットのTag-VLAN回線を使用し,Tag-VLANとIP-VPNとを連携させることを指します。
図14-3 Tag-VLANとIP-VPNの連携
- <この項の構成>
- (1) 設定内容の概要
- (2) 構成図と設定条件
- (3) コンフィグレーション例
(1) 設定内容の概要
イーサネットのTag-VLAN回線を使用し,Tag-VLANとIP-VPNとを連携する例を示します。
なお,ここではTag-VLANとVPNを関連付ける例だけを示します。
(2) 構成図と設定条件
- [構成図]
図14-4 構成図
- [設定条件]
- イーサネットNIFの1物理回線に複数のTag-VLAN回線を多重化し,Tag-VLAN回線毎にVPN番号を定義します。
(3) コンフィグレーション例
- [コマンドによる設定]
ここではTag-VLANとVPNを関連付ける例だけを示します。MPLS網内外のその他の設定については,「14.2.1 RFC2547bis方式のVPN設定」を参照してください。
- <本装置C>
1 (config)# line Tokyo ethernet 0/1 [line Tokyo] 2 (config)# vlan TokyoOffice1 1 [vlan TokyoOffice1 1] 3 (config)# ip 170.10.10.1/24 vpn 1 [vlan TokyoOffice1 1] 4 (config)# vlan TokyoOffice2 2 [vlan TokyoOffice2 2] 5 (config)# ip 180.10.10.1/24 vpn 2 [vlan TokyoOffice2 2] 6 (config)# vlan TokyoOffice3 3 [vlan TokyoOffice3 3] 7 (config)# ip 190.10.10.1/24 vpn 3 [vlan TokyoOffice3 3] (config)# exit [line Tokyo] (config)# exit表14-11 本装置Cのコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 NIF番号0,Line番号1に回線名Tokyoのイーサネット回線を定義します。 2 回線名Tokyoに,Tag-VLAN回線名TokyoOffice1,VLAN ID 1を定義します。 3 Tag-VLAN回線TokyoOffice1に,IPアドレス170.10.10.1/24,VPN ID1を定義します。 4 回線名Tokyoに,Tag-VLAN回線名TokyoOffice2,VLAN ID 2を定義します。 5 Tag-VLAN回線TokyoOffice2に,IPアドレス180.10.10.1/24,VPN ID2を定義します。 6 回線名Tokyoに,Tag-VLAN回線名TokyoOffice3,VLAN ID 3を定義します。 7 Tag-VLAN回線TokyoOffice3に,IPアドレス190.10.10.1/24,VPN ID3を定義します。
- [コンフィグレーションの表示]
- <本装置C>
line Tokyo ethernet 0/1 vlan TokyoOffice1 1 ip vpn 1 ip 170.10.10.1/24 vlan TokyoOffice2 2 ip vpn 2 ip 180.10.10.1/24 vlan TokyoOffice3 3 ip vpn 3 ip 190.10.10.1/24
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