コンフィグレーションガイド

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11.1.2　特定サブネット間telnetの制限1

＜この項の構成＞
(1)　設定内容の概要
(2)　構成図と設定条件
(3)　コンフィグレーション例

(1)　設定内容の概要

両方向へのtelnetを禁止するときのIPv6フィルタリングコンフィグレーションの例を示します。

(2)　構成図と設定条件

［構成図］

図11-2　構成図

[図データ]

［設定条件］
ネットワークアドレス3ffe:501:811:ff01::/64と3ffe:501:811:ff02::/64のサブネット間のtelnetを禁止
  1. IPv6アドレス3ffe:501:811:ff01::/64を送信元とし，宛先を3ffe:501:811:ff02::/64とするtelnetの禁止
    （ポート番号 ＝ 23）
  2. IPv6アドレス3ffe:501:811:ff02::/64を送信元とし，宛先を3ffe:501:811:ff01::/64とするtelnetの禁止
    （ポート番号 ＝ 23）

(3)　コンフィグレーション例

［コマンドによる設定］

＜本装置A＞
 1    (config)# flow filter Department1 in
      [flow filter Department1 in]
 2    (config)# list 41010 tcp 3ffe:501:811:ff01::/64 
                3ffe:501:811:ff02::/64 23 action drop
      [flow filter Department1 in]
 3    (config)# exit
 4    (config)# flow filter Department2 in
      [flow filter Department2 in]
 5    (config)# list 42010 tcp 3ffe:501:811:ff02::/64 
                3ffe:501:811:ff01::/64 23 action drop
      [flow filter Department2 in]
 6    (config)# exit
 7    (config)# flow yes

表11-2　本装置Aのコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 インタフェース名Department1のinbound（受信側）にfilterフロー情報を設定します。
flow filter inモードに移行します。
2 送信元IPv6アドレスが3ffe:501:811:ff01::0〜3ffe:501:811:ff01:ffff:ffff:ffff:ffffで，宛先IPv6アドレスが3ffe:501:811:ff02::0〜3ffe:501:811:ff02:ffff:ffff:ffff:ffffのtelnetのパケットを廃棄させるエントリを登録します。
3 flow filter inモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
4 インタフェース名Department2のinbound（受信側）にfilterフロー情報を設定します。
flow filter inモードに移行します。
5 送信元IPv6アドレスが3ffe:501:811:ff02::0〜3ffe:501:811:ff02:ffff:ffff:ffff:ffffで，宛先IPv6アドレスが3ffe:501:811:ff01::0〜3ffe:501:811:ff01:ffff:ffff:ffff:ffffのtelnetのパケットを廃棄させるエントリを登録します。
6 flow filter inモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
7 フロー制御機能を使用する設定にします。

［コンフィグレーションの表示］

＜本装置A＞
flow yes
flow filter Department1 in
  list 41010 tcp 3ffe:501:811:ff01::/64 3ffe:501:811:ff02::/64 23 action drop
flow filter Department2 in
  list 42010 tcp 3ffe:501:811:ff02::/64 3ffe:501:811:ff01::/64 23 action drop

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