コンフィグレーションガイド
- <この項の構成>
- (1) 設定内容の概要
- (2) 構成図と設定条件
- (3) コンフィグレーション例
(1) 設定内容の概要
装置間を1000BASE-Xで接続し,イーサネット回線にジャンボフレームを設定する例を示します。
(2) 構成図と設定条件
- [構成図]
図5-3 構成図
- [設定条件]
- <10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T上の動作条件>
- セグメント規格:オートネゴシエーション
- フローコントロール:送受信共に無効
- 最大フレーム長:9596オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
- <1000BASE-X上の動作条件>
- セグメント規格:オートネゴシエーション
- フローコントロール:送受信共に有効
- 最大フレーム長:9596オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
- <本装置A/Bの環境>
- NIF番号0,Line番号0に10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-TのNIFが実装されています。当該インタフェースを次に示すネットワークに接続します。
- 本装置Aの場合:192.168.10/24のネットワークA
- 本装置Bの場合:192.168.11/24のネットワークC
- また,NIF番号2,Line番号0に1000BASE-XのNIFが実装されています。当該インタフェースを192.168.1/24のネットワークBに接続します。
(3) コンフィグレーション例
- [コマンドによる設定]
- <本装置A>
1 (config)# ethernet-jumbo-frame 9596 2 (config)# line Department1 ethernet 0/0 [line Department1] 3 (config)# ip 192.168.10.1/24 [line Department1] 4 (config)# exit 5 (config)# line SouthBuilding gigabit_ethernet 2/0 [line SouthBuilding] 6 (config)# ip 192.168.1.1/24 [line SouthBuilding] 7 (config)# exit表5-6 本装置Aのコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 本装置のイーサネットの全回線の最大フレーム長を9596オクテットにします。 2 NIF番号0,Line番号0に回線名Department1の10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T回線を設定します。デフォルトで以下の設定となります。
lineモードに移行します。
- セグメント規格…オートネゴシエーション
- フローコントロール…送受信共に無効
- 最大フレーム長 …イーサネットジャンボフレーム情報で設定したため9596オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
3 IP情報は自IPv4アドレス192.168.10.1,サブネットマスク24を設定します。デフォルトで送信IP MTU長は9216オクテットとなります。 4 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 5 NIF番号2,Line番号0に回線名SouthBuildingの1000BASE-X回線を設定します。デフォルトで以下の設定となります。
lineモードに移行します。
- セグメント規格…オートネゴシエーション
- フローコントロール…送受信共に有効
- 最大フレーム長 …イーサネットジャンボフレーム情報で設定したため9596オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
6 IP情報は自IPv4アドレス192.168.1.1,サブネットマスク24を設定します。デフォルトで送信IP MTU長は9216オクテットとなります。 7 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
- <本装置B>
1 (config)# ethernet-jumbo-frame 9596 2 (config)# line Department2 ethernet 0/0 [line Department2] 3 (config)# ip 192.168.11.2/24 [line Department2] 4 (config)# exit 5 (config)# line NorthBuilding gigabit_ethernet 2/0 [line NorthBuilding] 6 (config)# ip 192.168.1.2/24 [line NorthBuilding] 7 (config)# exit表5-7 本装置Bのコンフィグレーション解説
解説番号 解説 1 本装置のイーサネットの全回線の最大フレーム長を9596オクテットにします。 2 NIF番号0,Line番号0に回線名Department2の10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T回線を設定します。デフォルトで以下の設定となります。
lineモードに移行します。
- セグメント規格…オートネゴシエーション
- フローコントロール…送受信共に無効
- 最大フレーム長 …イーサネットジャンボフレーム情報で設定したため9596オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
3 IP情報は自IPv4アドレス192.168.11.2,サブネットマスク24を設定します。デフォルトで送信IP MTU長は9216オクテットとなります。 4 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。 5 NIF番号2,Line番号0に回線名NorthBuildingの1000BASE-X回線を設定します。デフォルトで以下の設定となります。
lineモードに移行します。
- セグメント規格…オートネゴシエーション
- フローコントロール…送受信共に有効
- 最大フレーム長 …イーサネットジャンボフレーム情報で設定したため9596オクテット(Tag1段含む,FCSを含まない)
6 IP情報は自IPv4アドレス192.168.1.2,サブネットマスク24を設定します。デフォルトで送信IP MTU長は9216オクテットとなります。 7 lineモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
- [コンフィグレーションの表示]
- <本装置A>
ethernet-jumbo-frame 9596 ! line Department1 ethernet 0/0 ip 192.168.10.1/24 ! line SouthBuilding gigabit_ethernet 2/0 ip 192.168.1.1/24
- <本装置B>
ethernet-jumbo-frame 9596 ! line Department2 ethernet 0/0 ip 192.168.11.2/24 ! line NorthBuilding gigabit_ethernet 2/0 ip 192.168.1.2/24
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